家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
高校3年の秋
まさに、大学受験の追い込みという時に
突然、勉強する意味が分からなくなってしまい
一か月くらい、家に引きこもったことがありました。
その時、
部屋にこもって、毎日読んでいたのが
武者小路実篤で
なんで武者小路実篤だったのか
自分に何があったのか、わけわかんないんですが
かなり大人になってから
もう一度武者小路実篤(特に絵)を見ると
ああ、なんかこういう感じを心が欲してたのかなあ、って思います。
そんなことを急に思い出したので
武者小路実篤の詩画集を見返してみました。
「人生は楽ではない。そこが面白いとしておく。」(武者小路実篤)
この本は、武者小路実篤が最晩年に描いた詩画集で
いわゆるヘタウマな感じの絵と
脱力系の文章に、なんとも言えず癒されます。
そもそも絵を描いたきっかけは
お子さんが生まれて、その子のために絵を書いたら
下手すぎて
それから、毎日、毎日書くようになって
すっかり絵を描くことにハマって
最終的に、こういう形になったそう。
さて、この本
中に書かれている絵もいいんだけれど
このタイトルが秀逸だと思うんですよ。
普通だったら
「人生は楽ではない。けれどそこが面白い」
って言う感じになると思うんですが
そこが面白いとしておく
いいねえ~、ここ最高――――!!!
関西人がよく使う言葉に
「よう知らんけど」
っていうのがあるんです。
何かについて
めちゃめちゃ長々しゃべっておいて
最後に
よう知らんけど
って言うの。
そんだけしゃべれるんやったら
めちゃめちゃ知ってるやん
って感じなんですが
最後に
よう知らんけど
って言うの。
この本のタイトルの
「そこが面白いとしておく」
って
めっちゃ関西人ぽいなあって思う。
「人生は楽と違う。そこが面白い。よう知らんけど」
ほら、しっくりくる。
いいねえ~。
なんか、ちょっと肩の力が抜けて
気楽にいこって思える。
大人になっても
時々、力が入る過ぎてしんどくなると
この詩画集を眺めたりします。
肩の力が抜けて
まあええか
って気になる。
いいねえ~~。
コメント
素敵な詩画集のご紹介ありがとうございます。気になりました。本屋さんで探してみます。
最近、ネットフリックスの、舞妓さんちのまかないさん というドラマを一気見しました。
舞子さんになりたかったはずが、置屋の賄いさんになり頑張る女の子のお話です。是枝裕和監督作品で温かく楽しく微笑ましいお話です。
お料理がストーリーのスパイスとして登場しそれがなんとも優しい。
原作か漫画なので、先生ご推薦の本当に一緒に探そうかな。寒いので風邪にお気をつけ下さい。
舞子さんちのんまかないさん、面白そうですね。
是枝監督のドラマって、珍しい気がするんですが・・・。
ネットフリックス入ってないんですよね~。
ドラマってあんまり見ないので、テイーバーで事足りるかなって思って。
でも、なんか、これを見るために入ってもいいかと思えて来ました。
私もネットフリックスの舞妓さんちのまかないさんのドラマを見たいんですよねー!
でも、私もネットフリックスは加入してなくて、広告ありの安めのプランをちょっと検討してみたり。
舞妓さんちのまかないさんは漫画で読んでいるので、それで満足しとこうかなぁ…と思ったり、いやいや!お気に入りの作品がどんな実写になったか堪能すべきやわ!と、思ったり(笑)。
そうなんですよ~。
実は私、アマゾンプライムと、U-NEXTと、ディズニープラス
3つも入っていて(入りすぎやろ)
もう、これだけで十分網羅できているんですね~。