奥薗壽子のなべかまぺえじ

2023.02.22

ごはんの固さ

ごはんの固さって、好みが分かれますよね。

京都人は、とにかく柔らかめのご飯が好きなんですが

私は、逆に硬めのご飯の方が好きなんです。

なんでかな。

京都でご飯を食べると

ああ、ご飯が柔らかいわあ～って思います。

（京都は、うどんも柔らかい・・・）

なので、お米の種類も

コシヒカリみたいな、もっちり柔らかい米よりも

「はえぬき」とか「ササニシキ」とか

ちょっと固めで、甘みのあるコメの方が好きだったんです。

噛むほどに、お米本来の甘みや、味わいがある気がして。

ところが、最近

うっかり水加減を間違えて、水多めに炊いてしまったことがあって

（しかも、すぐに炊かずに丸々1日くらい水に浸けてあった）

めちゃ柔らかく炊きあがったんだけれど

なんか、それが美味しいなあって思ったんです。

いつもとは全然違う柔らかさと、もちもち感と、

甘みと旨味

正直、めちゃ美味しかった。

いやあ、お米って、奥が深いですねえ。

同じ米なのに

全然違う味わいになる。

しかも、ご飯がつやつやに炊きあがったんです。

なんで？

これまで

炊飯器やら、圧力なべやら、普通のアルミ鍋やら、フライパンやら、土鍋やら

いろんなもので、ご飯を炊く研究をしてきて

もう大体、ご飯のことは分かってるやろう

と思っていたのに、

まだまだ、知らないことがたくさんあって

まだまだ、新しい発見をして、心ときめいています。

いやあ、お米って奥が深いです。

ご飯を炊くたびに、楽しいなって思っています。

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