家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
この前ミニトマトの収穫について書きましたが
葉っぱもそろそろ黄色くなり始めたので
このままおいて、枯れていくのを待つよりは
秋冬の野菜作りの準備のために
とりあえず、青いのも赤いのも全部収穫して、
苗木を全部抜いて整理しました。
収穫したトマトは、
しっかり熟して色づいているのと、まだちょっと青かったり、かたかったするのに分け
ミニトマト料理のスタート!!
ここからが家庭料理研究家の腕の見せ所です。
まずは、きれいに色づいたミニトマトから。
これはまあ、そのまま食べてもいいんだけど
正直に白状するとちょっと酸っぱい。
子供が小さい頃、毎年ミニトマトを育てていたことがあるのですが
その時も、たくさん収穫できても、やっぱりお店で売っているのより酸っぱいから
子供があまり喜ばなかったという経験があるのです。
当たり前のことだけど、プロが作ったものは、やっぱり違うね。
なんか、簡単そうに思えるけど、あんなふうには、なかなか作れません。
で、試しに、自分で作ったミニトマトの糖度を図ってみました。
(実は、私、糖度計を持っている!!)
スーパーで売っているミニトマトで、とうどがだいたい6~7%くらいなんですけど
(高級スーパーでなく、ふつうのスーパーね)
うちのミニトマトは3~4%・・・・。
さらに言えば、
完熟する前に採ったのなんかは、1%ないのもあった。
でもですね、
自分で育てたかわいい野菜
知恵を絞って、工夫をして、最後までありがたく、美味しくいただく。
これもまた、家庭菜園の楽しみでもあるわけです。
そこで、最初にやったのが、トマトの糠漬け。
市販のミニトマトって、糠漬けにすると塩味がほのかにプラスされることで
甘味とうまみがアップして、結構おいしいんですね。
ということは、うちのミニトマトも、甘味とうまみが少しはアップするかしらん?
と思って、チャレンジしてみたんですけど
めっちゃ酸っぱくてアウトでした。
見かけはいいんですけどね。
それじゃあ、ということで次にチャレンジしたのがピクルス。
甘酢漬けですね。
甘味が少ない分、ピクルス液をちょっと甘めにして漬け込みました。
多分、皮をむいたら、もっと味が入ったんだと思うのですが
皮を捨てるのが忍びなく
全部丸ごと食べたいなと思ってそのまま漬け込んだら味のしみこみは今一つでした。
けれど!
こんなことでめげる私ではありません。
皮ごと漬け込んで、中まで味をしみこませて見せようじゃないのと、
さらに知恵を絞りました。
そもそも、なんで味がしみ込まないかというと
皮で全体をガードしているからで
それなら、皮に亀裂を入れたら、味が入っていくんじゃないの?
ということで、
ジッパー付の袋にミニトマトを入れ、袋の上から綿棒でたたいて亀裂を入れ
そこに、はちみつを入れてモミモミしてみました。
そのまま冷蔵庫に入れて、一晩。
すると、あんなにすっぱかった我が家のミニトマト
中まで蜂蜜の甘みがしみ込んで、まるでお菓子のような美味しさです。
実は、これね、
子供のころ、私、トマトに砂糖をつけて食べるのが好きだったのを思い出して、ひらめいたんです。
子供のころ、おばあちゃんの畑になっるトマトをとってきては、
砂糖をつけて、おやつ代わりに食べてたんですよ。
これは、その時の懐かしい味。
トマトに砂糖!?トマトにはちみつ!?
って、ちょっと引いちゃう人は
このはちみつ漬けに酢かレモン汁を入れ、塩を少し入れたら
トマトの甘酢漬け(ピクルス)にもなるので、ご安心あれ。
今日は、ヨーグルトに、このトマトのはちみつ漬けを入れてみました。
フルーツサラダみたいでもあり
私は、結構好きな味です。
よかったら、やってみてください。
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