家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
うちの家庭菜園のミニトマト
いよいよ収穫の時期を迎えました。
思えばゴールデンウイークのころに、大量に苗をもらって
一時はどうなることかと思いましたが
なんとか、かんとか水やりも続けられ
たわわになった実があちこちで色づいています。
今日の収穫はこんな感じ。
いんげんも、うちの家庭菜園でとれたものです。
そのままパクパクっと食べちゃえそうな量なんですけど
それではなんだかあまりにもあっけなくて、もったいなくて
トマトの煮びたしを作ってみました。
鍋に水と昆布、しょうゆとみりんを入れて火にかけ
そこにミニトマトを入れたらすぐに火を止め、
鰹節を混ぜておしまい。
割合は、水1カップに対して、しょうゆ、みりん各大匙1~2.
そのまま煮びたしで食べるなら大匙1ずつくらいでもいいし
トマトだれとして使うなら大匙2くらい入っていてもいいかもです。
ミニトマトは皮ごと使うのがポイントです。
実は、ずーっと前は、私もミニトマトの皮をむいていたこともあるのです。
だから、昔の私のレシピでは、ミニトマトの湯むきなんていうのを書いたこともあります。
ミニトマトをさっとゆでから氷水に取ると
面白いように、つるんと皮がむけるんですね。
子供がまだ小さい頃、一緒にやったら喜んだりしたものでした。
けれど、その後トマトの栄養のことを知るようになると
トマトに含まれるリコピンが、ものすごく強い抗酸化作用を持っていて
これが、がん予防だったり、免疫力をあげてくれるということがわかってきました。
リコピンって、実は皮の部分に豊富に含まれているんですよね。
考えてみたら、酸化っていうのは野菜にとっては、腐るということなので
皮の部分に抗酸化作用の強い物質をたくさん作って
酸化するのを防いでいるはずなので
皮の部分に抗酸化力の強い物質をたくさん作っているのは
何もトマトだけじゃないんですよね。
となると
わざわざ手間をかけて、体のいい物質を取り除くのはもったいない
ということで、私は皮をむかないのです。
皮が口のこらないかって?
私は、気になりません。
特に、今日の煮びたしみたいな料理だとね
食べるときに、みょうがとか青しそとかきゅうりとか
他の野菜を混ぜれば
みょうがの繊維質なのか、トマトの皮なのか、鰹節の繊維なのか
私は、口の中で判別不可能です。
あっ、それから、リコピンは、脂溶性ビタミンなので
食べるときに、私は少しオリーブオイルをかけます。
すると、お浸しなんだけど、ちょっとサラダっぽくなり
コクもアップします。
オリーブオイルの代わりに、ごま油もありです。
今日のお昼は、この煮びたしをそうめんにかけて
トマトそうめんにしてみました。
冷製パスタみたいですが、和風です。
カツオのうまみと、トマトのうまみが溶け出した煮汁が麺つゆ代わりになります。
味を見て足りないときは、少し麺つゆを足してもいいですね。
(煮びたしを作るとき、ミニトマトを丸ごと煮てもいいのですが
半分に切っておくと、煮汁にトマトのエキスが出やすいし
こんな風に他の料理にアレンジもしやすいんのです)
実は、この記事は、2~3日前に書いたもので、もっと早くにアップする予定のものでした。
HPのトラブルで、書き込みができなくなってしまい、
今に至ってしまいました。
そんなわけで、この2~3日の間に、トマトがどんどん成長し
今日の収穫はこんな感じ。
これから、どんな料理にしょうかと、わくわくしているところです。
ツイッターでも、日々ご報告しますので
興味のある方は、奥薗壽子で検索してみてください。
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