家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
昨日、朝日新聞の「人生レシピ」の2回目が掲載されました!
今回は
九州から東京に上京してくるところの話です。
考えてみたら、あの頃の私はめちゃめちゃ行動力があって
考え方がポジティブでした。
当たって砕けていいって、本当に思ってたし
砕けても、立ち直れる強さがありました。
あの頃の私は、あんなに強くて前向きだったのに
今の私ときたら、
何か一つ行動を起こすのもびくびくしている感じで
なんで、こんなに弱虫になっているんだろうかと
あらためて思いました。
反省・・。
考えてみたら、そもそもの性格は
引っ込み思案で人見知りなんですよ。
幼稚園から小学生くらいまでは
もっと、人とお話ができるようになりましょう
みたいなことをよく言われていて
本当におとなしい子供だったと思います。
外遊びが苦手で
いつも教室で本を読んでいるような子でした。
女子って、割とグループを作りがちだと思うんだけれど
私、そういうグループにも一切所属せず
一人で本を読んでいる方が好きだったんですよね。
大体、10代の頃って
運動ができるかどうかで(部活も含めて)
活発なこと、おとなしい子に分かれると思うんですが
私は、確実におとなしい方。
なのに、一時期
どういうわけか、めちゃポジティブになった時期があって
(それが九州から東京に出てくるあたりの私)
あれはいったい何だったんだろう?と思います。
今、九州から東京に行けるかと言われたら
仕事もなく、知り合いもいない東京に行く勇気なんてないし
そういう状況で、希望を捨てず前向きに生きていける自信なんて全くないです。
今の私なら、すぐに心折れて泣いてしまう。
最近私思うんだけれど
運命って、やっぱりある気がするんです。
何か、自分では思ってもいないような大きな力が動いて
そっちの方向に進んでしまうようなこと。
その時はわからなくても、
後から考えてみると
何か、自分に与えられた何かをするためにあれがあったのか
この人に出会うために、これをしたのか
って思うようなこと。
先日の、同窓会で講演と、今回の朝日新聞で
これまでの人生を振り返ることができたのも
単なる偶然じゃなくて
やっぱり、何か意味があったような気がしています。
だから、昨日は気弱なことを書いたけれど
今起こっていること、
今、これをやりたいと思っている事
全てに意味があると思って
頑張らなきゃって、あらためて思いました。
きっと、あん何年かして振り返ったら
ああ、そういう事だったのかってわかる気がする。
よ~し、頑張るぞ~~~!!!
ふぁいと・・!!
コメント
「人生レシピ」拝読しました。1990年代当時、関西では名の知れていた先生が 満を持して東京デビューをされたお話、初めて知りました。
仰るように、人生の出来事には何事にもタイミングがあり 自分でも気付かないうちに大きな波に遭遇している。これは、神様のいたずらなのかも知れないと感じる事があります。
でも、そこで 神様はこの人ならきっと乗りきれると判断されているのかもしれません。
これが人生の妙、なのだと思う事があります。
読んでくださってありがとうございます。
関西ではなく、九州の小さな地域で、ちょっと有名だっただけです。
さらに東京デビューというより、東京に出てきただけで
本当に、どん底の貧乏暮らしをしていたのです。
でもまあ、そこから、なんとかなったわけですから、運命の神様からは見捨てられなかったのかもです。
前しか見えない時期ってありますね。奥薗先生は私達に楽しさと喜びを与えてくださる使命があったと思います。
大げさでなくお世辞でもなく その時期に出会えた私達 シアワセで良かったな〜…。
人生って不思議ですね。過ぎてしまわないと自分が見えない だから生きられるんですね。
生きるって辛いですもの
そんな時があったから 思い出しながら 終えて逝かれるように思います。
ちょっと 暗い🙁かな(笑)
そうなんです。
若い時は、ずーっと先の未来を見て、もっともっとって思っていたのですが
この歳になると、あとどれくらいのことができるだろうか
というように、タイムリミットから逆算して考えるようになりますよね。
悔いのないように今を生きたい、若い時よりも切実に思うようになりました。