家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
はじめてゴーヤーを食べたのは
かれこれ30年くらいまで
九州に住んでいた時。
たぶん本州では、ほとんど食べられていなかったと思います。
その当時、公園のフェンスを覆うように繁殖している植物に
キュウリみたいな実がなっているのを発見して
あれは何だろう?って思って
近所の友達に聞くと
ゴーヤーだと教えてくれたんです。
たぶん、どこかで種が落ちて、そのままどんどん伸びて
公園のフェンスにグリーンカーテンを作ってたんだと思います。
(その当時、ゴーヤーのグリーンカーテンなんて言葉はなかったけどね)
で、それが食べられるというのを知ったのもその時で
牛乳と砂糖を入れて、ミキサーで回してジュースにすれば
美味しいよと教わり
親切な友達はそれを飲ましてくれたんだけれど
あまりの苦さに、ごめんなさいでした。
申し訳ないけど、一緒ゴーヤ食べられへんでも後悔しいひんと思った。
それが、沖縄に行くようになって
沖縄でゴーヤーを食べて
(たぶん品種が違っていて、苦みがかなりマイルド)
だんだん、その苦みに慣れてきて
いつの間にか、苦みが大好きになりました。
だからね、
ゴーヤーは、苦みを消そうとしないで
とにかく食べ続けて、苦みになれるのがいいと思う。
ほら、コーヒーだってビールだって
大人になれば、苦くても、美味しいって感じるようになるじゃないですか
それと同じだと思う。
苦みがなくなったら、ゴーヤーのアイデンティティーが崩壊するからね
苦みは、苦いなあと思いながら
苦いけど美味しいなって思う食べ方、これがいいと思うのよね。
人も一緒。
嫌いなところがあっても
それが、その人の個性だと思えたら
その人とうまくやっていけると思う。
自分の事に置き換えても
自分の嫌なところや、足りないところは、自分でもよく分かっているけれど
それも包み隠さず、全部受け入れてもらえたらうれしいなと思う。
それがなかなか難しいんだけどね。
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