家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
山種美術館で開催中の
福田平八郎×琳派
いこうと思いつつ、忙しくてそのままになっていたら
なんと会期が12月8日まで
あかん、行かな。
という事で、行ってきました。
福田平八郎と言えば、牡丹!!
って言うか
これまで山種美術館で何度も見ているから
そう思うのかもしれません。
さらに言えば
福田平八郎の牡丹を見るたびに
なぜか、「モモ」に出てくる
マイスターホラとのシーンで
池みたいなところで時間の花が繰り返し咲いては散っていくシーン
を思い出すんです。
あの花って、普通に考えれば蓮の花かなとは思うんだけれど
私は、なぜか、牡丹みたいな
花びらが薄くて、ハラハラしていて、内側から外に向かってどんどん開いていくような
そんな花が思い浮かぶんです。
だから、初めて福田平八郎のボタンを見た時
「モモ」やん!!
って思ったの。
今回も、
この絵の前にしばし佇んでみていると
牡丹は土の上に育っているのだけれど
やっぱり、次々に花びらを広げて散っていく牡丹が目に浮かびました。
幻想的な感じがするところも好き。
他にも好きな絵はいろいろあるんだけれど
今回、へ~~~って思ったのは
「桐双雀」
この絵の横に、福田平八郎の言葉がかかていて
昨年は、桐の花は毎年写生しており
去年はたくさん写生したから
今年は、もうしなくてもいいかと思っていたのだけれど
今年描いたら、去年の写生よりもうまくなっており
一昨年のと比べると、一昨年よりも去年の方がうまくなっていた
みたいなことが書いてあって
良いなあ~って思ったんです。
福田平八郎みたいな画家でも
毎年、ものすごくたくさんの写生をして
そして、まだ上達しているって
それ、すごくない?
自分は書けるからもういいやって思うんじゃなくて
毎年、たくさんの写生をして、まだまだ上達しているって
私も、そんな風に暮らしたいな
って、ものすごく思いました。
あともう一つ、「花菖蒲」
今回は福田平八郎×琳派
福田平八郎って、最初は写実なんだけれど
途中から琳派の影響を受けて
デザインっぽい感じの、絵に変わるんですよね。
この花菖蒲も、尾形光琳を彷彿させるんだけれど
私が良いなと思ったのは
やっぱり、横に書いてある言葉
菖蒲は三本なんだけれど1つは花がありません
なんでやねん?
いや、3本とも花がないって言うのはあるかもしれないけれど
つぼみくらいはつけていると思うんですよね
けれど、この絵の真ん中の子は、完全に葉っぱしかない
なんでやねん?
更に、
葉っぱのそれぞれにクセがあって
それを楽しみながら描いた
というようなことが書かれていて
いやあ、なんか、自由で良いなあって思ったの
私もこれから料理を作り続けると思うんだけれど
こんな風に、自由に、楽しみながら作れたら
それ、最高だなって、思った。
だから、この花菖蒲の絵も
見ているだけで、
なんか楽しくなってくる。
いいねえ~~。
会期が12月8日まで
日本画なんだけれど
なんか、楽しみながら見ることのできる展覧会でした
すごくよかったですよ~~。
コメント
自分が上達したと思っても見た人が喜んでくれない場合どちらを優先するのかなあと思いました
福田平八郎。初めて聞いた画家さんです。
「牡丹」は淡いタッチで確かに幻想的だとボクも感じました。かなりな大作ですね。
「桐双雀」は一転可愛らしい絵。描くたびに成長し、その成長を実感するという話も面白かったです。
「花菖蒲」は尾形光琳の燕子花図を思い起こさせる絵。3本の花や草葉の違いを楽しみながら描いたというのもいいですね。
日曜の朝から絵を楽しめて、チョットした息抜き、気分転換が出来ました。ありがとうございます🙏
それでは失礼致します🙇♂️足立区一のお調子者f@
コメント、ありがとうございます。
絵、楽しんでもらえてよかったです。
見たことも聞いたこともない画家さんとの出会いも
悪くないですよね。
気分転換できてよかったです。
書道でも絵画でも、いろんな分野の作品から素敵な発見される先生の感性💕
山種美術館の日本画コレクション、大好きです。
また東京に行く機会があれば、ぜひ寄ってみたいです。
私も、山種美術館が大好きで
美術館としてのサイズ感もすごーく良いと思うんですよね。
今回、時間がなくてお茶できなかったのですが
カフェの和菓子と抹茶のセットも大好きです。
私も昨日行ってきて、いたく感激しました。ただ、撮影できる作品は1点だけでした。残念でした。
行かれたのですね。山種美術館、良いですよね~。
確かに、今回は写真撮影が1点だけでしたね~~。
福田平八郎展を目当てに1年振りに上京。
好みで気になる画家なのに、これまで印刷物や画像でしか見たことないがなくて、山種美術館も初めて。
会期末で混雑覚悟だったけれど平日昼時たで思ってたよりゆっくり鑑賞できて大満足~。黄金の銀杏並木を窓にゆったりお茶も頂けて、印象に残る展覧会となりました。
福田平八郎展を目当てに1年振りに5日に上京。恵比寿駅から坂道を早足で向かいました。
大好きでいつも気になる画家、なのにこれまで実作品に出会う機会がなくて印刷物や画像だけ、山種美術館も初めて。
会期末で混雑覚悟はだったけれど平日昼時だったで思ってたよりゆっくり鑑賞できたので大満足~です。黄金の銀杏並木を窓にゆったりお茶も頂けて、印象に残る素敵な展覧会となりました。
福田平八郎、行かれたのですね~~~。
絵って、人柄が出るって言うか
なんかほっこりする絵ですよね。
カフェでお茶もされたのですね。山種美術館のカフェ、大好きです。