でいりいおくじょのBLOG

2024.12.22

詩集を読んでしもた!

最近、詩が大嫌いになっていまして

 

なんで嫌いかというと

書けないからで

 

何で書けないかというと

何が詩なのか、さっぱりわからなくなったからで

 

書いたものが詩なのか、詩でないのか

自分では分からず

自分で詩かどうかわからないものが、

詩であるはずがないなと思いはじめ

 

むりくり詩のようなものを書こうしたら

どんどん詩から離れていくようで

 

これはもう、完全に詩から見放されたな

と思ったら

なんか急に、詩が憎たらしくなってきて

詩を書ける人がうらやましくて、

羨ましい、うらやましいと思っていたら

どんどん憎たらしさが増していき

 

そうこうするうちに

詩が、心底嫌いになったのでした。

 

こういうのは、身体に起こる蕁麻疹と一緒で

最初は、特定の何かに対してアレルギー反応を起こしていたのが

アレルギー反応が、どんどん連鎖して広がり

もともとアレルギーを起こしていなかったものでさえ

どんどんアレルギー反応を起こし始める

 

今、私、まさにそういう状態。

 

詩というだけで、心がざわざわ拒絶して

なんかちょっと、いや~~な気持ちになる。

 

なのに、詩集を読んでしもた。

 

若松先生の新しい詩集

 

「見えないものを 探すために ぼくらは生まれた」

(若松英輔著 亜紀書房)

2024年12月21日詩集

 

そんなに詩が嫌いなのに

そもそも、なんで新刊の詩集を発売と同時に買ったのか。

 

ちょっと前に、ネットで先行予約を受け付けていて

反射的に、ああ申し込まなきゃって思って予約したからでして

発売と同時に届いたのでした。

 

届いたのだけれど、

正直、詩が大嫌いになっているから

手に取らない方がいいと思って、

見ないようにしていたの

 

見ないようにしていたんだけれど

気が付いたら読んでいて

 

あっ、読んだらあかんやつって思って

本を閉じるんだけれど

やっぱり、気になって読んで

結局、一気に読んでぼーっとした。

(何やってるんだ、私)

 

なんて言ったらいいんだろう?

なんか、心の奥の奥の奥の方が

小さく静かに震えた。

 

ほんで

ちょっとだけ泣いた。

ちょっとだけね。

 

なんだろう?これ。

 

別に、一転して、詩が好きになったわけではなく

相変わらず、詩なんて嫌いだし

自分の中に、書きたい事なんて何にもわいてこないし

 

明日の詩の教室も

行くの、嫌だなあ~~って、やっぱり思っている。

 

でも、行かなかったら、自分に負ける気がして

とりあえず、このタームが終わるまでは

出席することを自分に課していて

まあ、教室のお友達には会いたいから

行くようなもので。

 

こんなに詩が大嫌いで

詩情なんて一ミリもなくて

書くべき言葉なんて一つもないのです、本当に。

 

詩なんて、大嫌いなんです、本当に

 

そんなに大嫌いなのに

心の奥の方で、何が反応しているんだろう?

 

明日、教室に行って、講義を聴きながら

ああ、詩なんてわからんな~

詩なんてめんどくさいな~~

詩なんて、ちっとも面白くないな~^

詩なんて大嫌いだな~

 

って思いながら

 

その一方で

この心の奥の方で動いていたのは何だったんだろう?

って、何度も考えるんだろうな。

そんな気がする。

 

コメント

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「送信」ボタンを押してください。

PageTop