でいりいおくじょのBLOG

2025.01.07

広隆寺の弥勒菩薩

大事な用事があり

京都に帰ったのですが

 

その大事な用事が、なんやかんやで延期になり

京都には行ったものの,用事を果たすことができなくなり

ぽっかり時間が空きました。

 

さてどうしたものか

 

思いがけず手に入れた京都での自由時間。

 

向かったのは広隆寺です。

 

人生に迷った時

必ず向かう場所なのです。

 

広隆寺と言えば

弥勒菩薩半跏思惟像

 

歴史の教科書にも載っている、あの有名な菩薩様です。

 

私は、この弥勒菩薩が大好きというか

何か、人生で迷った時は、必ず会いに行く

言ってみれば、心のよりどころです。

 

広いお堂の中に

コの字型に、様々な仏様がおられるのですが

その中心に、弥勒菩薩がおられて

 

弥勒菩薩の前には、たたみが置いてあり

そこに座ると、ちょうど見上げるような感じで、

弥勒菩薩と向き合って座れるの

 

ここにきて、正座して

弥勒菩薩のお顔を見ていると

毎回、涙がぼろぼろ出てくるんです。

なんでかわからないんだけれど

安心するというのか

体の力が抜けていくというか

 

じっと見ていると

弥勒菩薩が微笑笑みかけて下さっているような気がして

大丈夫大丈夫っていう声も聞こえるような気がして

また、涙がぼろぼろ流れるんです。

 

こんないい年になっても

誰かに、大丈夫大丈夫って言ってもらいたいんですよ、たぶん。

大丈夫、大丈夫って言ってもらうことで

心が安心できる。

 

ここに来れば、大丈夫って思うことができる

私にとって、広隆寺はそういう場所なのです。

 

けっこう長い時間、そこに座り

温かいものに包まれて

エネルギーをもらいました。

 

対峙しなければならない問題は、何も変わっておらず

もう一度やり直しですが

大丈夫大丈夫

 

うん、大丈夫、大丈夫。

広隆寺

コメント

  1. より:

    先生きっと大丈夫です
    止まない雨はありません🍀

    1. 奥薗壽子 より:

      優しいコメント、ありがとうございます。
      感謝感謝です。

  2. みりあん より:

    去年から、会社勤めの息子の弁当作りが始まり、これまで以上に奥薗さんのレシピが頼りの日々ですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。。。
     広隆寺の弥勒菩薩は、わたしにとっても何か特別な存在に思えてなりません。初めてお会いしたのは小学校の修学旅行でしたが、あの、うつむきかげんのほっそりした優美なお姿に、言葉にならない感銘を受けました。
     京都が好きでたまらず、学生時代から数えきれないほど通っては、おおかたのお寺を回りましたが、今でも広隆寺の弥勒様が一番です!
    いかなるときも、心の拠り所になってくれる場所があるって、ありがたいことですね。。

    1. 奥薗壽子 より:

      京都のことが好きでうれしいです。
      弥勒菩薩。そうですか。うれしいです。
      私も、いつも何かあったら、弥勒菩薩様に逢いたくなります。
      ホント、心のよりどころになってくれる場所があるって、ありがたいことです。

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