家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
昨日の「読むと書く」の講座で
いろんな話があり
いろいろ考えるテーマはあったんだけれど
私が一番惹きつけられたのは
「知る」と「生きる」という事。
これ、実はずーっと考えている事なんですよ。
本を読んで、いろんなことを知る。
講座に出て、いろんなことを知る。
なんか自分が賢くなったような気がする。
受験生なら
知っていることが、その人の物差しになるから
たくさん知っていなければ合格できないのだけれど
大人になったら
知っている事って、そんなに大事な事じゃない。
例えば、カラマーゾフの兄弟を読んで
あらすじを知って、ドストエフスキーのことを知ったところで
それって、それだけのことだし。
一歩進めて
そこから、愛とか憎しみとか、許しとかについて
いろいろ考えて、その情報が増えたところで
だから、なんなのかって言われたら、それだけのことだし。
愛して苦しんでみたり、憎しみと戦ってみたり、それを乗り越えて誰かを許せたり
実際に、それを生きてみることと、知っているだけの事とは
まったく次元の違う話。
でもね~~。
考えているだけで
なんか、満足しちゃって
なんか 達成したような気になって
そこで、終わってしまっていること、めちゃある。
知っているだけって
本当に、それだけの事なのに
なぜか、知っていることにすごく価値があるように思ってしまうのよね。
昨日の講座は
あらためて、自分の人生を振り返って、反省しました。
やたら、本ばっかり読んで
本を読んで満足している自分
本を読んでるだけじゃだめだぞ
と、改めて自分に言い聞かせる。
「知る」→「考える」
ここの時点で、終わらせない事
ただ、考えているだけじゃダメなんだよ
それって、悩んでいるだけなんだよ。
考えるってことは、どうすれば行動に移せるかってことを考えねば
でもね
「考える」→「行動する」
の間って、めちゃめちゃ距離があって、めちゃめちゃ怖かったりする
失敗したらどうしようとか、傷ついたらどうしようとか。
それなら、もうやらなくてもいいかって思ったり
今年の目標は
とりあえず、行動してみる事
それが、生きるという事の入り口になると思うから。
実は今年の初め、
2つ行動に移したことがあるんですよ。
一つは、思ったように動けなくて、保留状態
もう一つは、思い切って行動したけれど、行動しただけで終わった。
まあ、そんなもんですよ。
でもまあ、勇気を出してやってみたことは、
よかったと思ってる。
そんなわけで、今年は、
行動してみる→生きてみる
が目標です。
失敗し、傷つき、ぼろぼろになっても、後悔しない覚悟で
今年の年末には
行動した自分、生きた自分を褒められるように。
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