家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は美容院なので
早めに家を出て太田美術館へ。
(美容院のすぐそばにあるんです)
太田美術館は浮世絵専門の美術館で
今、浮世絵で見る江戸メシというのをやっていて
会期が26日までなので、行ってきました。
江戸時代って、食文化が豊かに花開いた時代で
とくに江戸が都市開発される時に
地方からたくさんの人が江戸に流れて人口が増えたし
また、一人暮らしの人も多かったから、屋台などのお店もすごく増えたんですよね。
浮世絵には
お寿司や、てんぷら、そば、うなぎ、甘味など
いろんな美味しそうなものがたくさん描かれていて
もう、見ているだけでワクワクします。
その当時の食文化のことがわかる楽しさもあるんだけれど
料理の細部まで緻密に描かれていたりすると
これはいったいどういう料理なんだろう?って思って
想像が膨らみ、ついついじっくり見てしまう。
それが楽しいんです。
更に、浮世絵って、
着物の柄とか、色の組み合わせとか
そういうところも、かなり細かく描き込まれているので
この柄に、この柄を合わせるのか、とか
この着物にこの帯を合わせる⁉とか
そういうところも、楽しめるんです。
今回の浮世絵の中で
一番、へえええええ~~~~~~~~~~って思ったのは
枝豆を食べているところを書いた一枚で
枝についたままの枝豆を手に持って、枝豆を食べているの
枝豆、枝についたままなんです。
江戸時代って、枝豆は枝についたままゆでてたんだって。
だから枝豆って言ったのだそう。
枝についたまま茹でるって、めちゃ茹でにくいやろ。
それ見て、一つ思い出したことがあって
昔、家に友人が遊びに来た時
ちょうど家に枝豆があったから、それを出してあげたら
「奥薗さんは、料理研究家だから、おしゃれやねえ」
って言われたんです。
たかが枝豆で、おしゃれって、なんで?
「だって、一つ一つ枝豆が枝から切ってある」って。
よくよく聞いてみたら
その人の家では、枝豆は枝についたままゆでて
枝についたまま食卓に出てくるんだって
それ、聞いた時は、
ええええええ~~~~~~~~~~~っ!!!!
って思ったけど
お江戸の方やったのね。
そうそう
スイカが供されている絵
それもへえ~~って思った
スイカは食べやすいように、一口サイズの四角に切って
楊枝がさしてあるの。
枝豆はワイルドなのに
スイカ、なぜか、めちゃお上品。
天ぷらは楊枝で食べてる
これはなんか、妙にチープな感じ。
細かいところを、なめるようにじっくりじっくり見ると
浮世絵って、ホントおもしろい。
美容院の予約の3時間前に、太田美術館について
浮世絵見てから、ちょっとランチでも食べて
それから美容院に行こうかと思っていたのに
気が付いたら3時間くらい浮世絵を見ていて
お昼ご飯も食べず、あわてて美容院に行きました。
浮世絵、面白すぎます。
浮世絵の江戸メシ
太田美術館にて
会期は26日までです。
おすすめです
コメント
細かいことに気づく先生、すごい。
枝についたまま茹でるって、おっきな鍋ってことですね〜
火を起こすのも大変な時代なのに。不思議ですね〜
こちら田舎でして、何年か前まで「枝豆まつり」なるものがあり、
畑で数百円払って、枝豆採り放題でした。時間制限もなし。自由。
初めての体験で面白かったです。
そして帰宅後取って来たばかりの枝豆を茹でたら、めちゃくちゃ美味しかった。
人生であの枝豆を超える枝豆にはそれ以降も一度も出会えません。
さあ、今日は大根とゆずを買いに行かなくちゃ、です😊
ゆず大根、楽しみです
枝豆まつり!!いいですねえ~~~。
めちゃいい、私も参加したいなぁ~~。
やっぱ、枝豆はとれたてに限りますねえ。
枝豆は、畦(あぜ)まめって言って、田んぼの畔に植えてあり
田舎では、取れたてゆでたてを食べたりしました。
取れたての枝豆は、香りもあって、最高ですね。
浮世絵も細部までじっくり観るんですね😲確かに写真の浮世絵でも着物の色合いとか細部まできちんと絵描きこまれていますね。
枝豆が本当に枝のついてる豆というのもはじめて知りました😲そうやって色々感じて細かく見ていけば、3時間もあっと言う間かもしれませんね。
ゆず大根作りました😃ゆず無しで作りましたが、ポン酢醤油でゆずの香り味はキチンとして美味しかったです😋母にも大好評😆超簡単に作れるのもいいですね。又作りたいなと感じました。超簡単で美味しいレシピ🍽感謝🙇♂️
それでは失礼致します🙇♂️足立区一のお調子者f@
ゆず大根、作って下さって、ありがとうございます。
気に入ってもらえてうれしいです。
漬物があると、なんかちょっと嬉しいですよね。
また是非、作って下さいませ。