家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
「読書はしないといけないのか」
というテーマが、今、熱いですね。
事の起こりは、大学生の読書時間0の割合が5割になったという記事に対して
21歳の男性が、
「読書は楽器やスポーツと同じように趣味の範囲であり、読んでも読まなくても構わないのではないか」
という投稿をしたことで、それに対して様々な意見が飛び交っているのです。
私自身は、活字中毒なので、本を読まない人生というのは考えられませんが
本を読むというのは自分の楽しみなので
本を読まない人に対して、読書するべきだというのは違うとは思います。
でも、本を読むということは、本当に楽しくて幸せな時間なので
もし、その楽しみを知らない人がいたら
こんな楽しいことをしないなんて、もったいないよということは言いたいなと思う。
本を読むことを人に勧める人の気持ちというのは
例えば、野球を好きな人は、相手が野球を好きかどうか関係なく
野球のことを熱く語って、野球のことを知ってもらいたいと思うだろうし
音楽が好きな人は、音楽がどんなに素晴らしいか、語りたいだろうし
それと同じで
自分の好きな本の世界について、どんなに素晴らしさを知ってもらいたいだけで
別に強要しているわけじゃない。
ただ、本を読む楽しさとか喜びとかは確実に合って
例えば、小説を読むことで、いろんな人生や、いろんな考え方に触れることができるってすごいことだと思うんです。
自分の人生だけで、経験できることなんてたかが知れていますが
小説の中なら、本当にいろんなことを経験して、感じたり悩んだり、喜んだり、ドキドキしたりできる。
また、何かを知るために読む場合は、その筋の一流の先生にマンツーマンで教えてもらっているようなものです。
これって、現実の世界じゃ、ありえないことだと思うんです。
マンガもしかりです。
私は、文字の本が上で漫画が下だとも思っていません。
近頃の漫画は、本当に内容が深く、
文字だけで書かれたものよりも深く考えさせられたり、教えられたりすることがたくさんあります。
もちろん、それは、映画でも、お芝居でも、ゲームでも、
得られるものがそれぞれにあるわけですから
そういってしまえば、本でなくてもいいのですが
本好きな人から見れば
やっぱり、本ほど、心揺さぶられるものはない、と思ってしまうんです。
一日24時間、平等に与えられていて
それを何に使うかは自由だし
読書時間がゼロというけれど、それじゃあ1時間だったらいいのか、10時間読めばえらいのかというと
そういう話でもないですね。
しかも、大学生の時に読まなくても、
ある程度年齢を重ねていくうちに、読書の楽しさに目覚めるってこともある。
ある低での年齢になってから
突然バイオリンをひいてみたくなったり、山登りをしたくなるように。
私としては、読書の楽しさや、面白かった本の話を
おせっかいで、うるさいと思われても、だれかれ構わず言って回りたいなと思っています。
本好きな人は、読んだ本について語りたいのです
その本について、ほかの人はどんな風に感じるのか、聞いてみたいのです、
そうして、一人でも二人でも本を読む人が増えて
私と本の話をしてくれる人が、一人でも二人でも増えたら、とっても嬉しなと思っているのです。
うしょ
コメント
先生、おはようございます。
お風呂でのぼせちゃいませんか?。
いいお買い物しましたね?。