家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
野菜の加熱の仕方って、好みが分かれますね。
私はシャキッと歯ごたえを残し
どちらかというと生食に近い感じで仕上げるほうが私は好き。
以前、娘が友たちの家で食べさせてもらったゴーヤチャンプルがおいしかった~といって帰ってきたことがあって
何がどんなふうにおいしかったのか聞いてみると
うちと違って、ゴーヤがくたっと柔らかかったからって。
へえ~、ゴーヤチャンプルのゴーヤって、くたくたに炒めたら、煮ものみたいにならへん?
って思ったけど、沖縄料理屋さんで食べるゴーヤチャンプルって
たいてい私が作るより柔らかめですね。
でも、私は、ゴーヤの緑色がきれいで、シャキシャキしている方がおいしいと思うんだけどなあ。
ピーマンなんかも
私は、生のピーマンも好きだから
炒め物にするときも、ほとんど生っぽい感じでさっと加熱で仕上げちゃうんですよね。
じっくり炒めた方が好きな娘には、これも不評。
ほら、またピーマンが生っぽいーって、文句言われます。
あと、よく文句を言われるのがニラ。
私は、20代の頃から、好きな野菜と果物は?と聞かれたら、
ニラとスイカと答えた、かわいげのない女です。
そのニラ好きの私からすると
ニラこそ、さっと加熱でしゃきっとした歯ごたえを残して加熱したほうが、断然おいしいと思う。
しかも、さっと加熱の方が、独特なニラ臭も少ない…と私は思う。
だかね、私は、できるだけ最後の方ににらを加えて
最後は、余熱で火を通したいくらい。
ところが、これも娘から不評で
また熱の通し方が足りない…って言われるので
この前ニラ入り焼きそばを作った時
豚肉と一緒にくたっとなるまでニラを炒めてみたら
ニラの香りが焼きそば全体にいきわたり
これはこれで、ニラ好きの心を揺さぶりました。
そういう意味では、この前炒め物の時、ピーマンをくたっとなるまでじっくり加熱してみたら、
これもまた、ピーマンの新たなおいしさに出会いました。
だからね
じっくり加熱も、さっと加熱も
どちらもありってことで
こうでなきゃと思わず、いろんな美味しさに挑戦してみるのがいいのかもね
そうして野菜の新たなおいしさに出会えると
野菜の知らない美味しさや可能性って、まだまだありますね。
コメント
先生、おはようございます。
私も、炒め物の野菜は、シャキッとした感じがすきです。
ゴーヤーも。
でも、新たな発見があったのですね。
柔軟に対応して、料理の幅を広げてさすがです。
あ~、ニラを食べたくなってしまったぁ(笑)。
先生、今日も1日健やかにq(^-^q)。