家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は、意を決して神護寺へ。
神護寺って、なんかもう仙人が住んでいるようなめちゃめちゃ遠いところというイメージがあって
一人で行く勇気がなかなか出なかったのですが
紅葉のシーズンが来る前に、一度行っておかねばと思ったのでした。
神護寺と言えば、その歴史は古く
奈良時代末、皇位を狙った道鏡を、和気清麻呂が宇佐八幡のご神託をもらってきて退けた事件の後
八幡神の神願をかなえるために和気清麻呂が建立したもの。
とにかく古いのです。
更には、空海が14年も住持をしていた場所でもあります。
この前、東寺に行ったあと
北大路欣也さん主演の「空海」を見たのですが
あの時、加藤剛さん演じる最澄が密教についての教えを請い
北大路欣也さん演じる空海が、それを拒絶するシーン、あれは神護寺かなあ
等と思ったりし
また、大好きな「TV見仏記」でも神護寺をやっていたので
とにかく神護寺に行きたいわ~という気持ちがどんどん大きくなっていたのでした。
さて、そんな神護寺ですが
なんと、京都駅からバス一本で行けるんですよ。
やっぱ、京都のバス、すごいです。
バス一本で行けるとなると
なんだかすごーく楽ちんで、思ったよりも近いなあって思いました。
しかも30分に1本、確実にバスがあり
遅くまで走っているので、バスがなくなって帰れなくなるという心配もありません。
車に乗っていける人ばかりじゃないから
バスの充実はありがたいですねえ。
さてさて、山城高雄というバス停で降りてから
まずはこんな山道を歩いていくと
高雄橋です。
ここを渡ると
神護寺の参道入り口。
ここからがずーっと石段で、結構きついです。
神護寺までは、山道と石段の登りで約20分。
木々の緑の中を歩くので、マイナスイオンのシャワーで気持ちがいいです。
ただ、石段はけっこうきつい。
以前私は、上り(石段とか山道とか)が苦手で
ちょっと上っただけでも息が切れ、太ももが疲れて力が入らなくなり
すぐに登れなくなっていたんですよ。
それが、ここ2年程、毎朝内ももとお尻の筋肉を鍛える運動(つま先立ちとスクワット)をやり続けたおかげで
すっかり筋力がついて、こういう石段もすいすい登れちゃうのには、我ながらびっくり。
仏像や神社仏閣を見に行くために、足腰を鍛える
というのも、いいですねえ~。
そうして、上ったところに神護寺!!
金堂に祀られている本尊の薬師如来と
日航菩薩、月光菩薩
薬師の如来をお守りしている12神将と四天王を拝見しました。
一堂に並んでおられる姿は、かなりの迫力でした。
これが金堂です。
本当は、多宝塔に安置されている
五大虚空蔵菩薩も拝見したかったのですが
こちらは、秋しか公開されないそうで、見れませんでした、残念!
でもまあ、一度に全部見れないのは、たぶんご縁が繋がっていくということで
なんでもそうだと思うんだけれど
全部一度に手に入れるより
手に入らないことで、次の機会へと繋がっていく
手に入ってしまったら、それで終わってしまうこともあるけれど
手に入らない、見れない、行けないという、何か欠けていることで
また、ここに来れる機会があるという気がしてきます。
そういうことも、ありがたいですね。
季節ごとに、何度も何度も訪れたらいいなあと思いました。
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