家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は大阪でテレビの仕事だったのですが
さくさくと料理を作って順調に収録終了し
急いで京都へ。
今日は時代祭なのです。
時代祭は京都三大祭りの一つ
幕末維新から平安操業までの時代の風俗を再現した衣装やら道具を身につけた人が
京都御所から平安神宮まで行列をして練り歩くというお祭りなのですが
行列の参加人数が約2000人、長さ2キロという
京都の人たちみんなで盛り上げているお祭り。
祭りの知名度で言うと
もしかしたら、祇園祭の方が全国的には有名なのかもしれませんが
時代祭りというのは、
明治時代になって、都が東京に移った後
なんとか京都を盛り上げたいという京都人の思いで始まった
京都人の想いがが詰まっているお祭りなのです。
しかも、この時代まつりできておられる衣装とか、身に着けておられる道具などは
全て厳密な時代考証に基づいて復元されたもので
京都の伝統工芸の粋を集めたものなので
それを見るだけでも価値があり
時代まつりを見れば、京都の歴史、ひいては日本の歴史がわかるといわれるほど。
4時ごろに平安神宮に到着するので
それまでに行列のどこかで見れたらいいなと思い
急いでJRに飛び乗り、京都へ!!
平安神宮までバスで向かおうとしたら
交通規制でバスが動かなくなり
途中で降りて、ひたすら歩きました。
で、いつもは京都御所か平安神宮で見ていたんだけれど
行列の途中のところで今年は見ることにしたら
その方がすいていてよく見えて、むしろ良かったの。
去年は天候が悪くて中止になったので
今年は、なんだかうれしかったなあ。
自分の生まれ育ったところのお祭りは、やっぱり何とも言えずいいものですね。
コメント
奥薗先生
今回の記事、とてもショッキングでした。本籍地京都(現在も)、大学京都、職場京都だったのに、….不覚にもこんなに雅やかなお祭りがあったなんて!
知りませんでした。祇園祭りの方が有名過ぎますね。しかしこちらも素晴らしい。京都伝統文化の誇りが結集しているかのようです。お写真からタイムスリップ感が半端なく伝わってきました。
大阪のお仕事を終えられた後、先生が急いで駆けつけておられるお姿が目に浮かびました。まさしく、駆けつける価値のある、見応えのあるお祭りですね。きっと先生はこのお祭りでパワーを吸収されて、また美味しいレシピをドンドン考案されるのだろうなあ….そんな気がいたしました。
私も是非来年行ってみたい!と思いました。こんな非日常的なワクワク感が、日々の生活を地道に生きるハリになったりしますね、きっと。
ありがとうございました。
ホントですか!?でもまあ、明治以降のお祭りなので、100年ちょっとくらいの歴史しかないのでね。祇園祭は、八坂神社周辺の鉾町といわれる一帯のお祭りで、葵祭は加茂神社のお祭りなのに対して、時代祭りは、京都市民全体のお祭りなんです。だから、来年は是非是非。見ごたえはありますよ。