家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今年は、天候の影響で北海道が大打撃を受けたことで
あんこの値段が1.5~2倍くらいに跳ね上がっているそうな。
国産小豆の約7割が北海道で作られているので
大変です。
もちろん、北海道の皆さんが一番大変だとは思うのですが
あんこ好きとしては
あんこ事情から、目が離せません。
私の祖母の家が京都の丹波とういうこともあって(小豆や黒豆の産地です)
子供の頃は、畑で小豆を育てていました。
親戚のおばさんたちは
小豆なんか買ってくればいいやん、って
よくおばあちゃんに言っていたけれど
おばあちゃんは、遊びに来る孫のために(つまり私たちってことね)
おはぎやら、お赤飯やらを作ってあげたいという気持ちがあって
自分でせっせと育てていたのです。
ちなみに、京都では、うるち米に小豆を炊き込んだ小豆ご飯もよく食べます。
毎月1日には小豆のご飯を食べる習慣があるんですが
祖母のところは、京都といっても丹波なんで
そういう習慣的なこととは、ちょっと違ったようには思うんだけれど
普通に、白ごはんじゃなくて、豆ごはんにしよ、って感じで作っていたように思います。
だからね、いまだにご飯に炊き込む雑穀ミックスみたいなのに
小豆が入っていたりすると、
なんだかちょっと懐かしいです。
台風の影響で、あんこを扱っているお店の皆さんも大変ですが
多少、値上がりしても、あんこ好きは、たい焼きも、どら焼きも、あんパンも買い続けますので
どうか、頑張って味を守っていただきたいと願うばかり。
コメント
奥薗先生
あずきがピンチなのですね!
最近、子どもを寝かしつけた後、あずきにハマっています。と言っても、まんじゅうを食べているわけでなく、
あずきで目や首肩を温湿布しているのです。「桐灰化学 あずきのチカラ 首肩用 100% あずきの天然蒸気 チンしてくり返し使える 1個」……あずきのホックリした香ばしい香りに包まれながら肩がほぐれ、気分もリラックス….。 あずき、本当にスゴイです。あんこはもとより温湿布としても大活躍!!….しかし生産ピンチだとはショックです。近所の老舗和菓子屋さん(紙平)はお値段据え置きで頑張っておられます。ここのきんつばは、あったかい味で美味しいので(※お口に合うかどうか分かりませんが、また先生が近江八幡に講演でお越しの際は差し入れさせていただきたいです!)、応援のためにもっとセッセと買わせていただきたい!….と切に思いました。
それにしても、先生のお祖母様のエピソード、心温まりました。
小豆の湿布ですか!?そんなのがあるんですね。
私は、濡らしたタオルをチンしたものを、首の後ろや肩に当てて、コリをほぐしていますが、それよりも手軽でよさげですね。
今度、薬局(?)で探してみます。教えてくださってありがとう。