家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
若い時は、本当によく植物を枯らしました。
悪気はないんだけれど
あっと気が付いた時には、手遅れになっている。
今思い出しても、私最低やわ、と思うのは
幸福の樹を枯らした時。
あの時は、不幸のどん底に落ちが気分でした。
そういえば、サボテンも枯らしたことがあります。
そんな私がガーデニングにハマっているのですから
分からないものですね。
若い時は
なんでみんな、そんなに上手に植物を育てらえるのか、本当に不思議でした。
うちのおばあちゃんは、花を育てるのが趣味で
タネから花を育てて
年中庭はお花でいっぱい。
畑で野菜を育てられる人は
花も上手に育てられるんだろうなあって思ってました。
自分の体内時計と、植物の中にある時計の進むスピードが
ようやくあってきたのかなと思います。
若い時は、
もっと早く、もっと前に、もっと上に
何かに追われるみたいに、がーっと前ばかりを見て暮らしていました、たぶん。
植物の育つスピードが、ゆっくり過ぎて、ゆっくり過ぎて
その成長をいつくしむことができなかった。
でも、今は、毎日毎日、少しずつ新芽が伸びたり
花のつぼみが膨らんだりするのが、ただただ愛おしい。
年末に植えた球根が、ほんの少し芽を出したのとか
そういうのを見つけたりすると、
一日、いい気分で過ごせたりします。
ラナンキュラスという花があって
去年初めて植えてみたら
これがすごーく丈夫で、次から次へと花を咲かせてくれて
長く楽しむことができたから
年末の植え替えの時に、思い切って4株ほど植えてみました。
そうしたら、今年は割と暖かい日が続いているせいか
花の蕾が、日々少しずつ開いて
毎日、何度も何度も眺めています。
たぶん、毎日、花を見るたびに幸せそうな顔をしていると思う。
ちょっと前まで、こんな感じだったのですが
こんな感じに、日々、花弁が開いています。
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