家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
私が趣味で作っている小冊子「なべかま通信」
事務局の住所を移転することになりました。
というか、移転しないといけない事情の方が先にあって
どこに移転するのか、移転できる場所があるのかという状況が続いていて
とにかく、それが決まらなければ
「なべかま通信」自体が空中分解してしまうという事態だったのです。
「なべかま通信」を作り始めた頃は、
まだインターネットも普及していたなかった頃ですし
私も、駆け出しで全くの無名だったので
自宅住所を事務局に使っていた時期もあったのですが
さすがに、今はそういうわけにもいかず
さて、どうしたものかと、年末からいろんな可能性を模索してきました。
そうして、ようやくめどが立ち
来週くらいには、新住所を決定することができるのではと思っています。
今回事務局を移転させることで
私自身、考えること、思うことがいろいろがありました。
まず、なべかま通信を始めた頃とは
いろんなことが変わったなあという事
当初は、ネットも普及していなかったので
不特定多数の人たちと意見交換をする手段としてこの通信を始めたんです。
あるテーマについて、意見を聞かせてもらい、
いただいた意見を丁寧に拾ってまとめる
それが、なべかま通信の基本スタイル。
でも、今や、それはネットを使えば
もっと便利で、もっとスピーデイーに、タイムリーに意見交換できる。
ならば、このなべかま通信の存在意義はどこにあるのか
そこを、もう一度考え直さねば。
最近私は
人と人とのつながりで大事なのは、距離感なのではと思うようになりました。
家族でも友人でも、ネット上の付き合いでも
自分の心地いい距離感というのがあって
(多分それは、一人一人が固有に持っている感覚で)
どんなに親しい人でも、ある一定の距離を超えて近づかれると嫌悪を感じるし
かといって、ある一定の距離を超えて遠ざかると寂しいし。
なべかま通信の中でつながっている人と人との距離感というのは
もしかしたら、すごく心地いい部類に入るのではという気がしているんです。
(手前味噌で、すいません)
というのも
全てがペンネームですが、出身地だけはわかるようになっているので
全くあったこともない人でも
その人に対して親しみを持ったり、懐かしさを感じたり、あるいは人柄を想像したりできるわけです。
アドレスなど、自分の特定するものは全く表記されないので
自分の個人的なことを書いても、それが誰なのかを特定されることはありません。
(だからこそ、かなり本音の話を書いてくださっているのだろうなあと思っています)
ご近所さんのお付き合いほど近くなくて、ネットのつながりよりは近い。
この距離感こそが、このアナログな小冊子の魅力なのかなと
改めて思った次第。
だからこそ、
今年からは、事務局の住所も新しくなることだし
新なべかま通信として、見直さなければならないことも多々あります。
アンケートのテーマ
もっとなべかま通信らしい事が提案できればと思っています。
発行回数
とりあえず、目標は年4回発行
なんとか頑張りたいです。
今、いろんなことを、考えておりますので
興味を持っていただけたら、すごくうれしいです。
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<お詫び>
ここ数週間の間で、新規の申し込んをたくさん頂いていますが
事務局の移転ができていないので、
なべかま通信をお送りすることができません。
新住所を決定した時点で
新事務局から発送させていただきます。
今しばらく、お待ちいただければ幸いです。
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