家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
甲府といえば、やっぱりほうとう。
でも、鶏もつ煮×そばを食べちゃったので、
ほうとうは、お土産用を買って帰り
今日、家で作りました。
鶏もつ煮を食べたお店のオリジナルほうとうだったのですが
ちゃんとだしパックがセットされていて
最初に、それでおだしを取るところからスタートするの。
これはなかなか本格的
具材は冷蔵庫にあるものを適当に
大根、ねぎ、キノコ、豚肉、そして、カボチャ!
私は、ほうとうを作るとき、
先にお肉と大根やキノコなどを煮ておいて
時間差でカボチャを入れます。
一緒に入れちゃうと、カボチャがドロドロにに溶けちゃうのが嫌で
カボチャの形が残るように仕上げたい。
これ、私のこだわり。
大根が軟らかくなったところで
カボチャを入れて3分くらい
このカボチャを入れるタイミングでネギを入れるのもこだわりかな。
あまりネギもくたくたにならないよう方が私は好き。
そして、ほうとうを入れてさらに3~4分(大体これで麺に火が通る)
そして味噌を溶き入れる。
そしてさらに、少し残しておいたネギを入れる。
(最後に入れたネギの、生っぽい感じがまたいいのです)
そうして出来上がったほうとうがこれ
いやあ、このほうとうはだしがきちんとしているし
ほうとう自体もいい感じのコシがあり
味噌も甘すぎず、あっさり味で、すごくおいしかったです。
ベースの味噌味が、甘くなくてあっさりしているのにコクがあって
甲府のお蕎麦のそばつゆも、そんな感じだったので
これが甲府の土地の味なんだろうなって思う。
ほら、ちょっと前に名古屋で味噌煮込みうどんを食べたところだったので
名古屋の味噌煮込みと比較すると、
甲府のほうとうを2倍楽しめました。
というのも、名古屋の味噌煮込みは
赤味噌という事もあって
こってり甘く、ご飯が進むがっつり味。
一方、甲府の方は、本当にあっさり。
素朴な味噌の味で
甘さよりも、味噌の風味や野菜のうまみで食べる感じ。
味噌の風味がおいしい。
どちらがおいしいかって言われると、
どちらもおいしいとしか言いようのないおいしさ。
本当に、どちらもおいしい!
おいしさの方向性が全く違うんだけれど
それぞれにきちんとおいしいのが、面白いなあって思う。
やっぱり、日本は面白いなあ。
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