家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
だんだん寒くなってくると
朝起きるのが苦手な私には、ますますつらい季節になります。
目覚ましで目が覚めた後
ぐずぐず布団にもぐりこむ、これが一番やばいですね。
最近は、寝坊してもいいように、
お弁当用のスープは前日に作っておくことにしました。
そうすれば、最悪、スープとおにぎりでもなんとかなる!!
今日のスープは、鶏と大根のしょうがスープです。
昆布と水をなべに入れ、
沸騰したところに、一口大に切った鶏もも肉に塩をもみこんだのを投入。
鶏の色が変わったら、乱切りにした大根と千切りしょうがをたっぷり
蓋をして一煮立ちで火を止め、前の日の夜の準備は完了です。
余熱だけで、具材には十分火が通るし
ぐつぐつ煮ないことで、アクも出ず
朝には、濁りも臭みもないすっきりとしたチキンスープが出来上がっています。
今日は、これに、焼きおにぎりを合わせてみました。
焼きおにぎりって、普通のおにぎりより、ちょっとごちそう感ありますよね。
うちの子供たちも、焼きおにぎり作るよーっていうと
やったーっていうもんね。
焼きおにぎりって、普通のおにぎりをフライパンで焼いたところに
醤油を回しかけてジュッてやっただけでも悪くはないけど
それだどなんか、今一つ味が決まらないんですよね。
冷凍の焼きおにぎりがおいしいって、よく話を聞くので
いったい何が、そんなにおいしいんだろうと思って
一回食べてみて、わかりました。
あれ、中までしっかり醤油味がついているんですよね。
それなら、うちで作る時も、
あらかじめご飯に醤油を混ぜて置いて
それでおにぎりにしてから焼けばいいんじゃない?
って思ったわけです。
でもね、
たんに醤油を混ぜただけだと、やっぱりなんか味が足りないんです。
ご飯に醤油がしみこむので、
かなりたくさん醤油を入れないと、市販の焼きおにぎりみたいなしっかり味にならないし
かといって、たくさん入れすぎると、今度はおにぎりにしにくいし
そこで、考えました!!
まず、鰹節に醤油をしみこませて、おかか醤油を作り
それをご飯に混ぜるわけです
いわゆるおかか醤油ごはん。
これをおにぎりにして、焼くわけですよ。
おかかの旨みで、しょうゆだけとは違う旨みが口に広がるし
醤油はおかかにしみこんでいるわけですから
ご飯がぽろぽろすることなく
上手におにぎりになる!!
フライパンで焼けば、ところどころ染み出したおかか醤油がいい感じに焦げるので
カリッと香ばしいおいしさに。
もちろん最後は、しょうゆを回しかけてジュってやれば
醤油の焦げた香ばしさもプラス。
うひょひょ、いい感じの焼け加減でございます。
今日は、この焼きおにぎりのおかずとして
だし巻き卵とブロッコリーとミニトマトを添えて
塩味で体の温まるスープと
しょうゆ味でカリッと香ばしい焼きおにぎり
シンプルなのも、いいですね。
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