家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は、焼きそば弁当。
肉と野菜と焼きそばを炒めるだけの料理ではありますが
こういう、わかりきった料理の方が、実はおいしく作るコツってあるんです。
まずは、豚肉ですが
お弁当の場合、ばら肉だと冷めると油が白く固まるので
わたしは、もも肉かロース
醤油と片栗粉をもみ込んでおくと、脂肪が少ない部位でも硬くならないし
下味をつけておくことで、失敗なく味が決まります。
焼きそばは、以前から何回も書いているので
もうおなじみだと思いますが
袋の口を切って、1袋当たり2分電子レンジにかけておきます。
これで、炒めるときにすぐにほぐれるのです。
今日、豚肉と組み合わせるのは、今が旬の小松菜。
緑黄色野菜をお弁当に入れると
栄養バランスいいぞって感じがするのは、私だけでしょうかねえ。
青梗菜でもいいのですが、今は断然小松菜の方が安いですね。
炒める順番ですが、
まずは小松菜です。
小松菜は軸から炒めて、さっと火が通ったら葉っぱも入れて
緑が鮮やかになってしんなりしたら鰹節を混ぜて取り出します。
小松菜だけを先に炒めて取り出すことで、小松菜がくたくたになるのを防げるし
小松菜からでる水分を鰹節に吸わせることで
出来上がりがびちゃびちゃのなるのを防げるし、旨みもプラスできます。
空いたフライパンにごま油を足して豚肉を炒め
いい焼き色が付いたら、チンした焼きそばを入れ、
さっと炒め合わせたら、ここで味付け。
今日はオイスターソース味です。
オイスターソースで味をつけるとき
そのままドバドバっとオイスターソースを入れると、
オイスターソースって、どろっとしているからうまく全体に味が回らないんですね。
だから、ちょっとめんどくさくても、お酒か水でちょっとのばしてから回しかけた方が
オイスターソースを入れすぎて、しょっぱくなりすぎる失敗がありません。
それから、オイスターソースは焼きそばをめがけて入れること。
焼きそばって、たぶん、ソース味の麺を楽しむ料理だと思うんですね。
ほら、熱湯入れて3分待って、湯を切ってソースを入れるインスタントの焼きそば、
あれって、ひたすらひたすら、具のないソース味の焼きそばを食べるだけなのに
うまいうまいって、根強いファンがいるわけでしょ?
焼きそばって、やっぱり麺がおいしく
しっかり味がついてるってことが大事だと思うんですよね。
一応、豚肉には下味をつけているから、オイスターソースがからまなくても
おいしく食べられるようにしてあるので
やっぱりここは、焼きそばにオイスターソースをからめてから全体を混ぜ合わせるべきなのです。
麺と豚肉がいい感じに仕上がったら
最後に、鰹節をまぶした小松菜を戻しいれ
さっと混ぜすればできあがり。
小松菜に調味料をかけないので、小松菜の色は、きれいなまま完成です。
小松菜に味はついていないけど
鰹節の旨みもあるし
豚肉と焼きそばにしっかり味がついていれば
むしろ、小松菜はシンプルに鰹節の旨みだけの方が
味のメリハリがあって、おいしいと思います。
さらに、このやり方なら、時間がたっても小松菜の緑はきれいなままで
小松菜が変に水っぽくなって、まずくなることもありません。
これに合わせるスープは
豆腐としめじとミニトマトのスープ。
醤油とごま油とこしょうで味を調えました。
*****************************
焼きそばの下準備、保存方法、味付けのコツなど
動画で丁寧に解説していますので、よかったらチェックしてみて下さい。
↓↓↓
切り干し大根が焼きそばに化けて、まさかのおいしさになる!ダイエットにもおすすめのヘルシー焼きそばの作り方 – YouTube
***************************
コメント