家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日の気分はマーボー豆腐。
私の作るマーボー豆腐は、お店屋さんのとは全然違って
油を使わずにひき肉を炒め、辛くしないので
おなかにやさしい豆腐料理にしあげます。
そもそも、マーボー豆腐って四川料理なので
山椒やトウガラシなどで、
ひーひー言うほど辛くするのが本格的なのはわかっているのですが
あちらの料理をこちらにぐっと引き寄せて
日本風のあっさり味にしてしまうのも、日本の家庭料理の底力なんじゃないかと
思ったりするのです。
いつもは、最後ににらをたっぷり入れて
栄養バランスばっちりの一品に仕上げるのだけれど
実は、娘が接客の仕事をしている関係で
にんにく、にら、ネギなどが入っていると食べないんですね。
なので、今日のマーボーは、にんにくもネギもニラもなし。
でも、それだとあまりにも味気ないので
どうしたものかと考えて、小松菜としょうがをたっぷり入れてみました。
なすとか、キノコでもよかったんだけど
この時期、インフルエンザも流行っているようなので
できるだけ、色の濃い野菜をたっぷり食べたいと思ったのです。
小松菜なら、ベータカロテンやビタミンCも豊富だし
下茹でせずに、いつものマーボーに加えるだけでできちゃうし
しゃきっとした軸の食感と、くたっとなった葉っぱの柔らかさが
豆腐の柔らかさともよく合うし。
味付けは、オイスターソースと、ほんの少しの砂糖
(砂糖を小さじ1/2くらい入れると、オイスターソースがぐっとまろやかになる)
一応、中華風の味にしてみました。
豆板醤の辛味もいいけど
おろししょうがで辛みを出し
更に仕上げに千切りのしょうがを散らして辛味をプラス。
小松菜とひき肉としょうがの組み合わせは結構合うし
しょうがで、体の中から温めて、免疫力をアップさせる効果も期待できます。
体調管理も仕事のうち
うがい、手洗いも大事ですが
やっぱり食べるもので、自分の体を守らなくっちゃね。
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今日のお弁当は
豚肉の生姜焼き
じゃがいもと人参のじゃこきんぴら
ちくわのパン粉焼き
ブロッコリー、ミニトマト
卵焼き
豚肉は薄切り肉に小麦粉をもみこんで炒め
醤油とはちみつ、おろししょうがを絡めただけ。
ニンジンとジャガイモのきんぴらは、
じゃこと一緒に野菜を炒めて、しょうゆとみりんで味付けするのですが
時間がたつとじゃこの塩分とうまみが全体にいきわたるので
作ってすぐより、お昼ごろのほうが確実においしくなるんですね。
でも、じゃこの塩分で味が濃くなるので
出来立ては、ちょっと薄めの味付手にしておくのがポイントです。
ちくわのパン粉焼きは
ちくわにマヨネーズとパン粉を絡めて、オーブントースターで焼くだけ
隙間うめおかずに重宝します。
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