家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
料理に正解も間違いもない、という話の続き。
なんか、いろんなものがパーンと二つに分けられているなと思うんです。
正しいか、正しくないか
美味しいか、美味しくないか
おしゃれか、おしゃれじゃないか
本当は、そこ、グラデーションのはずなのにね。
私がレシピを作っている時は
作りやすいように、失敗しないように、誰の口にも合うように
という事を考えて
なるべくあいまいさを取り除くようにしているのだけれど
実際は、料理の美味しさって、あいまいなものだと思っています。
先日も、
自分のために、こんにゃくとちくわの甘辛煮というのを作ったんだけれど
(Youtubeでも紹介しているやつね)
出来上がってすぐに食べたときは
自分で言うのもなんだけれど、うまっ!って思ったの
で、次の日朝ご飯なんかに食べたら、
あれ、これめちゃ味濃いな~~、っておもって
また次の日に、撮影用のお弁当に入れてたべたら
あれ、ちょっと味薄いかもって思ったの
何が言いたいかというと
その日の体調とか、
一緒に食べているおかずとの組み合わせとか
あるいは、朝食べたのか、夜食べたのかとか
そういう事で、味覚って変わるってこと。
もちろん、そういう事も計算に入れ
何回も作って、何回も味見をして
最終的な味を決めていくのが、プロの料理研究家の仕事なわけですが
それでも、料理研究家も人間なので
絶対これが正しい!!ていうレシピは書けません。
だからね
同じように作っていても、出来上がりが違っていたりすることを
面白がったり、楽しんだりできる
そういう料理の仕方がいいなって思います。
そういうレシピが書きたいなって思います。
料理する時間、食べる時間、
さらに言えば片付ける時間、料理のことを考えている時間
全部が、良い時間になるといいな。
カメと虎之助
コメント
奥薗先生こんにちは。毎日ブログ&火金の動画楽しく拝見しています。
いつもコメントしたいなと思うのですが、中々できず…遅くなりましたが息子さんのご結婚おめでとうございます🎉
あとシカパック真似したくて買ったのはいいもののまだ使っていません😂
最近のご友人の訪問の件は痛いほど気持ちが分かります。大事な人の希望や意思を否定というか自分の意見で叶えられないことが苦手というか…なんとかするか…となってしまうのではと思います。どうか気持を消耗しないようにと願っています。
最近は奥薗先生の本の白菜の翁煮、えのきのりつくだ煮?、シンプルポテトサラダ(本当にシンプルで気に入ってます)などなど作りました。れんこんレシピも作ります!
私の殆どの栄養は奥薗先生のレシピで摂っている気がします。私の元気の源です。いつもありがとうございます。