家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
Youtubeを始める前
私が料理を発信するのは本や雑誌といった媒体が中心で
言ってみれば、発信の仕方が一方通行だったし
料理を本というパッケージに詰め込んで発信していくため
一つ一つの料理を、きちんと丁寧に説明することができませんでした。
言ってみれば、幕の内弁当的な感じで
一つ一つの料理にものすごく思い入れを入れて作っても
たくさんのおかずの中では、全体の中の一つでしかなく
結局は、全体の見た目やイメージの方が優先されがちになる。
それに対して、YouTubeは
一つ一つのおかずを説明していく感じ。
幕の内弁当には、幕の内弁当の美味しさや楽しさがあり
それが悪いというわけでは決してないのだけれど
Youtubeを始めてみると
こんな風に一つ一つの、ちっちゃなコツを説明していく作業は
自分に合っているのかなって思っています。
文字で書けば、さらっと読み飛ばしてしまうようなことが
動画の中で伝えたら、それが料理の楽しさにつながる
そんな、ことを実感しています。
たとえば、
手でこねたり混ぜたりする作業とか
包丁で切る作業とか
一見、めんどくさく思うんだけれど
やっているところを見ると
なんだか楽しそうだったり、簡単だし、やってみたくなったりする。
動画でしか伝えられない、空気感ってありますね。
そういう、楽しさを、伝えられたらいいなあって思って
今日も動画の撮影をしています。
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