家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
年齢を重ねるにつれて
だんだん不要になるものっていろいろあると思うんだけれど
最近、もういらないなぁと思うものに
目的と目標があります。
何かを目指すとか
何かのために何かをするとか
もうそういうのは良いかなと
読むと書くの教室にはいろんな方がいて
詩集を出す、エッセイ集を出す
という目的があったり
どこかで、書いたものを発表したいという目標があったり
あるいは、賞を取りたいという方もおられます
それはそれで素晴らしいと思います。
けれど、自分はと言うと
ただ書いているだけ、それだけ。
でも、そこに迷いは全くなく
それでいいと思ってやっています
最近は読みたい本もたくさんあって
日々の暮らしの中で、いかに本を読む時間を作るか
それも、私にとっては大きな問題になっています。
さらに言うと
最近は、書きたいというより、もっと読みたいって言う気持ちの方が強く
もっと読みたい、もっと学びたい、もっと深く考えたい
そんな気持ちなのです。
日々料理を試作して、撮影して
その一方で本を読んで、書く。
このバランスが、最高に幸せだなって思っています。
いつか体力がなくなって
撮影がしんどくて、やれなくなっても
本を読んだり書いたりは、一生手放さないだろうな
そんな予感がしています。
ずーっとずーっと昔、まだ若いころ
生きていくことに不安がいっぱいだったころ
父が私に
「フィロソフィーがあれば大丈夫」
と言いました。
その言葉を、私はお守り代わりにしてきました。
フィロソフィー、それは叡智を愛すること。
叡智とは、智を愛する事、学び続けるという事
目的も目標もなく
ただ、学び続けられたら、最高に幸せだなと、思います。
父もそういう生き方をしました。
父は叡智を愛する人でした。
私も、今、そんな風に死ぬまで学び続けたいと思っているところです。
ボサってます…。
コメント
美しい心をもたれたお父様だったんですね
🌼🏵️🍀🍀
私、昔、絵の教室に数年間通ってたことがあったんです。(画僧のお師匠さんとの
ご縁をいただく以前のことです。💠🌼)
雪舟や雪村の絵に惹かれて。
もう、教室の先生方をはじめ重鎮の方々
生徒さんたち、皆さんそれは熱心で
…でも次第に、その熱意が私の望む方向と
ぜんぜん違うものに気づいてきて。
皆様、社会的な位置付けがあって自負心が
すごく……
それが、その絵にうつしだされているんです。
受賞欲、名誉欲みたいなもの。
もちろん、純粋に絵が好きで描かれておる方々もこの世には、たくさん
いらっしゃると思います。
美術館には、足が遠のいてしまいましたが
いつかまた好きな作家さんに出逢えたらいいなぁ~と思っています。
奥薗先生の考え方にすごく、共感します。
人情、安穏
明るい笑顔、あたたかさを失くさない気力
そんなことが大切に感じる
今日この頃です(*´▽`)🌼🏵️
今日も一日、ご安全に~🍀🍀
水墨画をやられていたのですね。
私は、長谷川等伯が好きで、
水墨画も、いろんなところで見ました。
自分では書きませんが、なんとも深い世界ですね。
また、いろいろ教えて下さい。
おはようございます😃
今日の先生のブログ、心が熱くなり、目頭が熱くなりました。この感覚、なんだか不思議です。
人と比べず、自分のできること、少しずつやっていきながら、生きていきたいと思いました🍀
ホントそうですね。
人と比べなくても、人は今ここに生きていることに意味がある
そういう事だと、教わりました。
奥園先生、こんにちは😊
いつも私の食卓が彩られているのは、奥薗先生のおかげでございます。本当にいつも楽しく拝見させていただき感謝感謝です。
お父様のお言葉をお守り変わりとされてこられたのですね。
いただいている人生を大切に、自分の心に素直に謙虚にいたいなぁと思います。
コメント、ありがとうございます。
本当にそうですね。
頂いた人生を、大切に、素直に謙虚に
ホント、そんな風に大切に生きたいです。
奥薗先生に教えられることなんて
なにもございませんっ!🌼(;・ε・ )💧
ただ、シンプルを極めた、サッとひかれた
墨の線に、魅了されるんです。
上から重ねたりできないから、ごまかしが
効かない。一発勝負的なイサギヨサに
心ふるえるんですよね~
描いた(書いた)人の魂を丸裸にすると感じています。
私も長谷川等伯の松林図屏風は、1度でいいから、美術館でお目にかかりたいと切望しています。
本当に人を惹きつけて離さない絵ですよね~
✴️
ちなみに、私が大好きな絵は
雪村の、月夜の海に小舟と人が
小さく描かれた作品です。
すみません、今、画題が分からなくて
申し訳ございません!💫
(。-∀-)♪
奥薗先生、疲れたときは少しでも
仮眠を~🍀🍀(^^)いつも有難うございます~
森林図屏風、私は何度か見たことがあります。
本当に、何か神秘的な空気というか、気配というか
その前に立つと、音が消えて、無音の音に包まれます。
あれは、本当に素晴らしいです。
先生のお話しが、最近の私とシンクロしている部分が多く、
楽しみに読んでいます。
シンクロといっても、感じていることが似ていても、
いつも背中を押し、肯定してもらっている、という感じです。感謝です!
長谷川等伯の「松林図屛風」大好きです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
私の言葉で、お会いしたこともない誰かとつながっていく
それって、すごく不思議で素晴らしくて、幸せな事だなと思っています。
これからも、どうぞよろしくです。
長谷川等伯好き!なんかうれしいです。