家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
自分の仕事部屋に虎之助のゲージを置いているので
私は部屋で原稿を書いているときは、一日中べったり虎之助と一緒。
ラブラブやん!!
と娘は言うけど
一日べったり一緒にいると、結構疲れます。
一応簡易の柵みたいなのを買って
部屋のあちこちにおいて、本箱の本をかじらないようにとか
入ってはいけないところを封鎖したりとかしてるんだけど
やっぱり、悪いことをしてないか気になるし、
遊んで、遊んでと吠えれば、うるさいよーっと叱ったりもしないといけないし。
一時、仕事に集中できないので
虎之助は仕事部屋のゲージに閉じ込め
私はリビングに避難して仕事をしていた時期もあるのですが
せっかく一緒に家で暮らしているのに
ほったらかし、というか無視しているみたいで虎之助がかわいそうになり
今は、虎之助に邪魔されながら、何とか仕事をしています。
最近、はまっているのは
柵をあれこれ工夫して迷路みたいなのを作り
虎之助のおもちゃをそこにほおり投げて
迷路を通って虎之助にとって来させる遊び。
途中行き止まりになったり、障害物があったり
でも、おもちゃをくわえて戻ってくると、ご褒美のビスケットがもらえるので
虎之助も必死でクリアーしてくる。
難しい迷路をクリアーすると、おおーっ天才やなあとべた褒めします。
はっきり言って、親バカです。
さてさて、今日のお弁当は
ひじきそぼろとさつまいも入りさつま汁です。
ひじきそぼろご飯は
戻したひじきと甘辛味に味付けたひき肉のそぼろとせん切りニンジンを一緒に炒め
温かいご飯を混ぜたもの。
ご飯に、ひじきの五目煮を混ぜた混ぜご飯と同じようなもので
ひき肉のそぼろを加えることで、食べ応えをアップさせました。
鶏ひき肉のそぼろでもいいのですが
ひじきは意外に豚ひき肉のそぼろのように、
肉の味がしっかりするそぼろと混ぜたるのも相性がいいような気がしています。
味付けは、醤油と砂糖とみりん。
あまり甘くせず、ちょっとしょうゆがかった味付けにするとご飯とよく合います。
最近、ひじきは他の食品に比べて高濃度のヒ素が含まれていることで
いろいろ物議をかもしているようです。
でも、ひじきって、これまでに日本人が普通に食べてきて、健康被害が報告されたこともないそうですし
話がどんどんエスカレートして、食べては危ないというようなことを声高に言うのも、どうかなあと思うのが正直なところ。
確かに、今自分が妊婦だったり、小さな子供の子育て中なら
やっぱり気になることは気になるとは思うけど
ひじきばっかり大量に食べるわけでもないし
栄養的には、やっぱり優れた食品であることが間違いないので
私は、やっぱり普通に食べるんじゃないかなと思っています。
ちなみに、ひじきを戻すときに、水よりお湯で戻す方がヒ素は流出しやすいそうなので
フライパンにひじきと水を入れて火にかけ、茹でながら戻して茹で汁を捨てる奥薗流は、
期せずして理にかなっていたので、安心しました、
今日のお弁当のひじきもこうやって、茹でて戻し
蓋をずらして茹で汁を捨ててから、再び火にかけて水分を飛ばし
ひじきの水分がある程度抜けたところで端によけて
空いたところにひき肉と調味料を入れてそぼろを作ってから
ひじきと混ぜ合わせてひじきそぼろにしています。
ひじきは、乾物の中でも、特に栄養価が優れ
食物繊維や、鉄分などのミネラルも豊富なので
こればっかり、ポパイのホウレンソウみたいに大量に食べなければ大丈夫なのではと思っています。
こういうのって、人それぞれ考え方やとらえ方がちうので
自分の頭で考えて、
自分の基準は自分で決めるの大事だと思っています。
私は、今まで通り、普通に食べたいと思っています。
さて、ひじきご飯に合わせるのがさつま汁。
煮干しだしに、鶏もも肉とさつまいも、玉ねぎを入れて煮て
味噌とショウガで味付けたもの。
サツマイモと玉ねぎという甘い具の組み合わせが、意外においしく
九州では、ここにさらに甘い麦みそを入れたりするので
今日は、京都の西京味噌をちょっと隠し味に加えてみたら
いい感じのまろやかなさつま汁に仕上がりました。
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