家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は、あんまり暑いので
今年はじめてのかき氷!!
最近は、美味しいかき氷屋さんがあちこちにたくさんあって
天然氷だとか、フルーツをふんだんに使ったのとか
どれも食べてみたくなってしまいますが
今日は、昔ながらのかき氷です。
向かうは、神田明神前の天野屋
天野屋さんといえば1846年創業の、老舗糀屋さん。
地下の室で作られた糀を使った甘酒は有名なだけでなく確かに美味しい。
夏場は冷たい甘酒を飲むのも美味しいものですが
甘酒のかき氷もあるということで、これはぜひ食べてみたくなったのです。
お店に入ってすぐの喫茶室は
扇風機が回り、うちわがおいてあって
いかにも、昔ながらの茶店の雰囲気そのまま。
運ばれてきたかき氷がこれ
器の下に甘酒が入っていて、その上にかき氷がのっているの。
いやいや、これ、ここのお店が変わっているのではなく
東京の甘味屋さんで出てくるかき氷って、だいたいこのスタイル。
(最近のおしゃれなかき氷屋さんは、みつが上にかかっているけどね)
私、東京に来て、いろいろびっくりしたことはあるのですが
かき氷の、氷のみつの関係が上下逆さまになるなんて、思ってもみませんでした。
食べてみると、これ、確かに理にかなっているんですよ。
下にみつが入っているから、
みつと氷の混ざり具合を最後まで自分で調節して食べられるし
上の氷も溶けにくい気がする。
でも、出てきた時、目の前に氷だけがドーンと出てくるので
ちょっとぎょっとするんですよ。
みつ、かけるの忘れはったん?みたいな。
上に蜜がかかっているのは、それはそれでいいところもあって
ビジュアル的に美味しそうに見えるし
上にかかったみつと下の氷をうまく混ぜながら、いかに上手に食べるか
食べる側の技量が問われる感じも楽しく
氷をこぼさないように、うまく食べられると、ちょっと達成感がある。
そういう意味では、私、かき氷食べるの結構上手ですよ。
かかかかって氷を崩しながら、結構すごいスピードで食べるの
頭が痛くなることもなく、ぜ~んぜん平気。
でも、ある時、京都の甘味屋さんで
私よりすごいスピードで氷をつぶしながら、優雅に氷を口に運んでいるご婦人に出会ったことがあって
負けたーと思いました。
かき氷一つとっても、上には上がいやはるんですね。
それはさておき、問題の甘酒のかき氷のお味は、というと
めちゃめちゃ美味しいです。
甘酒好きなら、きっと好きだと思う。
私は大好き。
これ、家でもすぐ真似できるから、早速やってみようと思います。
家でやるなら、ちょっとレモン汁をかけてみるのもいいかもね。
甘酒は、昔長良の夏の栄養ドリンクです。
今年は猛暑だそうで
甘酒で、ビタミンやミネラルの補給をするのは、とてもいいんじゃないかと思います。
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さて、今日のお弁当の話。
今日のお弁当は
豚肉とズッキーニの味噌炒め
しいたけのチーズ焼き
大豆と人参のじゃこ煮
ソーセージ、ミニトマト、卵焼き
スーパーに行ったら、ズッキーニが大量に売っていて
あれよあれよというまに、値段もどんどん安くなっていて
今、うちの近所では1本100円前後、安い!!
ズッキーニの栽培は80年台に始まったそうで
初めて見た時は、きゅうりの親戚?なーんて思った時期もありますが
今ではすっかり市民権を得ましたね。
ちなみにズッキーニは、かぼちゃの仲間です。
火の通りが早いし、味にクセがなく、ビタミンも豊富なので
炒めものなどにして、たっぷり食べたい野菜です。
イタリアンのイメージが有るかもしれませんが
味噌炒めのような和風の味付けも美味しいですね。
しいたけは、さっと焼いて、ケチャップとスライスチーズをのせました。
チーズがとろりと溶けたら出来上がり。
お豆の炒め煮は
ちりめんじゃこと湯で大豆と人参をさっと炒めて蒸し煮にし
醤油と味醂で味をつけるだけ
ちりめんじゃこの旨味で、薄味でもおいしく食べられます。
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