家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は朝からテレビの撮影を一本。
その後、講演会の打ち合わせ。
朝からバタバタの一日です。
バタバタしていてお昼ごはんを食べそこねてしまい
あまりにおなかが減ったので
なにか食べて帰ろうということになり
前から行きたいと思っていた東京で唯一のあんこう鍋の専門店に行ってきました。
あんこう鍋は、ずーっと前にJAの仕事で行った茨城県で
市場の新鮮なあんこうで作った鍋を食べさせてもらったことがあって
その時のあんこう鍋が美味しすぎて
その味が忘れられないでいるのです。
以来、日本の中で最も美味しい鍋の一つにあんこう鍋は確実に入ると
ずーっと思っていて、
もう一度あのあんこう鍋を食べたいと思い続けていたのでした。
その時の鍋がどんなだったか
細かい具材とかは覚えていないのですが
ただ、鮮明に覚えているのが
まず最初に土鍋にあんこうの肝を入れてぐちゃぐちゃに潰し
そこにスープを入れて煮立たせ、残りの具材を入れたこと。
あんこうの肝って、そのまま食べたほうが美味しいんじゃないの?ッて思ったし
ぐちゃぐちゃに潰れた肝は、正直見た目がそんな美しくないし
なんでそんなことをするんだろうって、思ったのと
出来上がった鍋を食べてみて
肝の混ざったスープの美味しさにびっくりしたことと
色んな意味で、衝撃的だったこと。
でも、その後、いろんな人とあんこう鍋の話をしたのですが
肝を最初に潰してスープに混ぜ込んでしまう食べ方をした人って
いままで一人も出会ったことがなくて
だから今日行くあんこう鍋はどうだろうかと
かなり期待は高まるばかり。
目指すは、東京で唯一のあんこう鍋専門店“いせ源”さん。
出てきたあんこう鍋はこんな感じです。
あん肝は、潰さずをそのまま入っていたので
自分の器の中で潰して、
他の具材に絡めて食べ見ると
うん、あの時に食べた美味しさに近い感じ。
ちょっと煮汁は甘めですが
あっさりしているのに、コクが有り
濃厚な旨味があります。
ゼラチン質の皮の部分がぷりぷりして
食感としては、モツ鍋とふぐ鍋の美味しさをいいとこ取りした感じ
鍋を食べる合間に
あんこうに煮こごりやら、あん肝、ともあえ、唐揚げなどもつまみ
あんこうの美味しさを満喫いたしました。
最後の雑炊までほんとうに美味しかった~。
あんこうは冬の魚なので、3月いっぱいでおしまいだとか
3月のこの時期、ぎりぎり食べることができて
満足満足。
ごちそうさまでした。
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