家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
子供たちが小さいころ、
朝ご飯は具だくさんのオムレツサンドと決まっていた時期がありました。
あの頃、朝は戦場のような状態で
玉ねぎや、キノコや、ホウレン草や、カボチャや、チーズ、ソーセージ、ベーコンなどを入れた具だくさんのオムレツは、
これだけで栄養バランスもよく、食べるのもボロボロこぼれたりしないので
母親にとっては、お助けメニューだったのです。
卵焼きをサンドイッチで挟んだ卵サンドというのは
たぶん京都ではなく大阪のもので
私は、家庭料理というよりは、大阪の喫茶店のメニューってイメージを持っています。
で、卵焼きと出し巻きの違いはどこにあるかというと
卵焼きは、好みもありますが、ちょっと甘い味
出し巻きは、塩と出しだけで、シンプルな味。。
そんな出し巻きを挟んだ、出し巻きサンドを作ってみました。
ある程度の厚さがほしいので
一人分に使う卵な3つ
もっと多くすれば、多くするだけ、どんどん厚みも増しますが
卵をそんなにたくさん、一度に食べるのもどうかと思い
まあ、3つぐらいが妥当かなと。
味付けは、塩とかつおのだしのみ。
砂糖やみりんは使わず、シンプルにシンプルに。
焼きあがった後、出しがしみだしてこないように片栗粉を入れるやり方もあるけど
(片栗粉を入れると、売っている出し巻き卵のような感じになる)
私は、片栗粉を入れた食感が好きじゃないので
焼いてすぐにはさんで、すぐに食べるのを前提に、
片栗粉なしで。
それよりも、問題は、出し巻き卵をどう焼くか。
いつものように、くるくる巻いてしまうと、パンにはさみにくく
バンズにはさんでバーガーにしたくなってしまう。
さて、どうしたものか。
そう思って、家庭用玉子焼き器と、サンドイッチ用のパンを合わせてみたら
なんとなんと、卵焼き器の半分の大きさと、サンドイッチの用のパンの大きさがぴったり合う。
ということは、つまり、卵液を入れたら、巻かずにに2つ折りにしていく作業を何回か繰り
返して焼き上げれば、
ちょうどいい大きさの出し巻き卵が作れるってこと。
そうか、そうか、それなら簡単。
早速やってみたら、うん、ちょうどピッタリの大きさ!!!!
サンドイッチ用のパンに、からしマヨネーズをたっぷりぬったところに
ふわふわの出し巻き卵をのせ
後は、6等分すれば出来上がり。
からしマヨネーズは、天のやのまねをしましたが
やっぱり、からしがあるほうが断然おいしいのです。
出来立てのほんのり温かい出し巻きサンド
これはおうちで作ってこそのおいしさです。
きゃはっ、おいしい~!!
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