家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
先日、膀胱炎が悪化して、ちょっと体調を壊し
抗生物質で治ったのはよかったのだけれど
薬の影響で腸内環境が壊滅状態になったのと
膀胱炎で食事が食べられなくなって、体力が落ちたことなどあって
少々身体がキツイ期間があって
そういう時、私、自分でも変だなと思うんだけど
自分で自分の身体を分析するんですよね。
何がどうなって、こうなってるんだろうって。
例えば抗生物質で膀胱炎の菌は死んだけど
腸の中の善玉菌も全部死んだな、とか
食欲が低下して、ほとんど食べられなかったから
ビタミン、ミネラルはもちろん、鉄分も枯渇状態だろうな、とか。
で、さらに自分でも変だと思うんだけど
こういう時に、何を食べたら体や心が元気になるか
そこも冷静に分析しちゃうんです。
病み上がりで、実際身体がしんどいのに、なんでかわからないんだけど
これはチャンス!と思って、自分の身体を使って実験しちゃう。
で、今回、結構メンタルもやられていて、気持ちが沈みがちだったので
貧血かも…って、一番に思って、
せっせと鉄の入った食べ物を食べて
それだけでは、期待していたほど効果がなかったので
たんぱく質だと思って、肉や卵をいつもより多めに食べたんです。
元気がない時はお肉を食べて力をつけろ、って昔からよく言うけど
あれ、本当にそうだと思うんです。
実際肉を食べると、体がしゃきんとするし、気持ちも前向きになってきたんです。
そんなことを思っていたら
「うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった」(藤川徳美著 光文社新書)
という本を見つけ、さっそく読んでみました。
そしたら、私の感じたことが、そのまま書いてあってびっくり。
うつやパニックといった気分障害は、貧血が原因であることが多く
たんぱく質と鉄をしっかりとることで、大きく改善されるそうな。
うつとか、パニックとか、病院に行って診断されるほどでもないような
私みたいに、ちょっと気持ちが落ち込みがち、みたいな時も、
私はタンパク質と鉄をしっかり食べれば、かなり効果があると思います。
鉄分だけじゃなくて、たんぱく質と一緒に摂る、ってところが大切なようです。
一昔前は、健康のために、野菜、野菜って言われてきましたが
(もちろん、今でも野菜を食べることは大事)
やっぱり、バランスなんですよね。
お肉、魚、卵、乳製品などもしっかり食べること。
そのうえで、深刻な鉄不足の時は、サプリメントも上手に使うといいかもです。
(以前、深刻な鉄不足に陥った時は、とりあえずサプリで補ってから、鉄分の多い食べ物を意識的に食べるようにしていました)
たんぱく質と鉄を同時に効率よく摂れるものとしては
赤身のお肉、カツオ、マグロの赤身、卵
納豆や切り干し大根、ほうれん草といったものにも鉄分は多く含まれているのですが
植物性食品より、動物性食品に含まれる鉄のほうが吸収がいいし
良質たんぱく質が同時にとれるという意味では
やっぱり、肉魚、卵を積極的に食べるっていうのがいいようです。
もしも、気持ちが沈みがち、わけもなく落ち込むってとき
たんぱく質プラス鉄分、食べてみて。
それだけじゃ、改善しないこともあるとは思うけれど
元気のもとになるものは、口からしか入ってこないから
やってみる価値はあると思うよ。
コメント
先生、おはようございます。
やっぱり、科学的な知見があるのですね。
その本、偶然見つけたのですか。
本が寄ってきた!?。
先生が寄って行った?!。
もしも、気持ちが沈んだり、落ち込んだ時、積極的に鉄分+たんぱく質を問ってみます☺️。
先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。