家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は大阪でテレビの仕事です。
これはもう長く続いて入れテレビのレギュラーで
そのおかげでこうやって定期的に関西に来ることができるのでありがたいことです。
今日は料理を3本撮影したのですが
いつもより早いスタートだったこともあって早めに終わったので
一路、嵐山へ。
目的は桜餅を買うためです。
先日、お江戸名物の長命寺の桜餅をたべて
もう一度京都の桜餅を食べ直してみたいと思いまして
で、桜餅のお店が集結しているところといえば、嵐山!!ということになったのです。
本当はいろんなお店を見て回りたかったのですが
嵐山についたのが4時半を過ぎていたので
もうお店も終わりかけ。
とりあえず、京福嵐山駅から近いところのお店をチョイス。
まずは鶴屋寿の嵐山さ久ら餅
ここは嵐山で初の桜餅専門店だそう。
関西風なのでもちろん道明寺ですが
道成寺の粒が小さくて、水分多めで柔らかく
こしあんも水分を多めでしっとりしているので
全体に柔らかく口に入れたとたん、スーッと口の中でとろける感じ。
桜の葉っぱは2枚で、
塩はうっすらと塩を感じる程度、2枚一緒に食べても、薄味です。
葉っぱは柔らかく、葉脈も口には残りません。
さすがに高級料亭のお土産物として誕生しただけあって
かなり品がいいです。
2軒目は琴きき茶屋の桜餅
ここの桜餅は、なんと、あんこ無しで道明寺のみ
道明寺はもちもち系で、甘い味がついています。
桜の葉っぱは二枚で、塩は、長命寺の桜餅よりはかなり控えめですが
鶴屋寿よりは、塩が強く
その塩味の桜の葉と、品のいい甘さの道明寺が口の中で混ざり合うと
あんこがない分逆に桜の葉っぱの香りが口の中広がり
これもまた品のいいお味です。
2つくらいペロッと食べられる感じ。
今回買ったのはあんこころ餅と一緒に入っているので
あんころ餅の方は、中にもちが入っていて、赤福もちのような感じ。
あんこのない桜餅と、あんこ餅とを2つ食べると、なんか口の中がしっくりきます。
今回京都の桜餅を食べてみて
やっぱり、関西人にとって道明寺の桜餅はソウルフードに近いわあと改めて思いました。
で、お江戸の桜餅を食べた時
桜の葉っぱがしょっぱくて、桜の葉っぱをめくらないと桜餅が食べられなかったので
あれっ、桜餅の桜ってとって食べるものだったけ?って思ったのですが
今日、京都の桜餅を食べてみて葉っぱごと食べてわかったことは
京都の桜餅の桜の葉っぱは塩分が控えめだという事
だから、葉っぱごと食べられるし、葉っぱごと食べるのを想定して作られていると思いました。
まあ、いずれにせよ、桜の季節に桜餅を食べるのは、なんともいいものです。
コメント
先生、おはようございます。
撮影、お疲れ様です。
嵐山は、桜餅が有名なんですね。
どちらも美味しそう✨。
一つめのお店のは、羊羮で言えば水羊羮みたいな感じでしょうか?。
すっと体の中に溶けて入る……。
二つめのお店のは、攻めていますね。
お店の自信が感じられるような逸品ですね。
私は、道明寺桜餅が好きです。
自分で作るときは、桜の葉は、塩抜きして使います。
あ~、食べたくなってしまった?。
先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。