家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は食器を借りるために青山に行ったので
リース屋さんの近くにある“みよた”でお昼ご飯です。
青山のへんは、意外にお蕎麦屋さんが多くて
美味しいおそばを食べさせてくれるお店がたくさんあり
けっこうおそばの激戦区です。
みよたはリース屋さんに行く途中にあり、
リース屋さんに行くときは、いつものその前を通るんだけれど
いつ通っても、人が並んでいるんです。
お昼時はもちろん、変な時間帯でも夕方でも夜でも、いつでも並んでる。
何がそんなに人気なのか、ものすごーく気になって、気になって
とにかく一度食べてみよう、ということで入ったのでした。
で、行ってみてわかったこと
安くて、そこそこ美味しくて、お腹がいっぱいになる。
お店の人もみんないい感じで、
カウンターしかないんだけれど、なんか妙に落ち着けるのもいいところです。
今日は、桜エビのかき揚げ天蕎麦をチョイス
おそばって、ちょっと緊張して食べる時もあるけれど
でも、気楽にパパっと食べられるというのも、おそばのいいところ。
いつもいつも、こだわりの極上そばを食べたいとは限らないものね。
気楽に入って、そこそこ美味しいものを安く食べられる
そいうのがうれしい時もある。
みよたは、まさにそういうところを狙ってきているお蕎麦屋さん、っていう気がしました。
美味しさって、何だろうって、最近よく考えます。
舌に感じる、味わいとか、旨みとか、食感とか、香りとか
そういう、物理的なことは確かに大きな要因だけれど
そうじゃないところで、おいしさを感じることもある。
それは例えば、
フィギャ―スケートで4回転ジャンプを飛べば大きく加点されるけれど
4回転飛ばなくても、表現力みたいなので点数をとれば金メダルを狙える、みたいなこと。
値段が安いとか、お店の雰囲気がいいとか、店員さんが誠実そうとか
そういうところの加点で、グググっと高評価になり
それもまた、美味しさの一つなんだと思う。
さて。そうなると
家庭料理のレシピも、単に作り方や調味料の配合だけでは足りないのかも、と最近すごく思います。
料理の周りの何か、料理の作り手の何か
レシピの数字だけでは伝えきれない何かを
きちんと伝えられるようなレシピを書くこと、そういうことに挑戦していかなければと。
そのために、私自身がもっともっと柔軟で豊かな感性を持ち
もっと俯瞰で料理を見られるようにならねばと思う今日この頃です。
コメント
先生、おはようございます。
日々、勉強なのですね。
どんなに小さいことからでも、自らが望めば得るものがあるのですね。
昨日は、並ばずにお蕎麦を食べられたのですか?。
先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。
並びましたよ~。