でいりいおくじょのBLOG

2018.07.22

私の地元

地元の友達と、地元で遊ぶ。

娘が地元っていう言葉を使うのを聞くたびに

自分には、地元がないなあと

常々さみしく思っていました

 

東京に来てかれこれ20年以上。

関西に住んでいた時間と、東京で過ごしている時間が、どんどん等しくなってきています。

けれど、私にとって東京が地元かというとそうじゃない。

 

地元というのは、子供時代を過ごした場所で、

そこには、一緒に子供時代を過ごしてきた友人たちがいなければなりません

 

私は京都の中京区で子供時代を過ごしましたが、今はもうそこには実家はないし

関西を離れてから、ずいぶん時間がたっているので

私には地元と呼べるものが、もうないのかもと思っていたのです。

 

ところが、先日京都に帰った時に、友達がミニ同窓会を企画してくれて

友人のやっている焼き鳥屋で、これる人だけが適当に集まって、わいわい飲み会をやったんですね。

 

そうしたら不思議なことに、

関西にいなかった時間なんて、なかったみたいな感じで

あっという間にあの頃に帰れて

ああ、私の地元がここにあった、と思ったんです。

 

友達というのは、ありがたいなあと思います

子供の頃過ごした場所というのは、やっぱり不変です。

 

見た目は確かに変わってしまっているけれど

変わらないものも確実にある。

 

地元がないと思っていた時には、自分が何か根無し草になったような感じで

なんか足元が頼りない感じで生きていたのですが

ああ、ここが地元だと実感してからは

なんだか気持ちまで落ち着いたんです。

 

生まれ育った町でずーっと暮らしていけなくても

帰る場所がある、と思えることが、こんなに幸せなことだったなんて。

 

私は今、京都に帰りたい理由は

たぶん、ここにあって

今、帰るべきところを再確認することで

東京もまた、自分にとってもう一つの故郷になりうるという気がしています。

 

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