家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
先日、浅草に行ったとき
何ともお江戸らしいお菓子を見つけたので買ってみました。
その名も、切り山椒。
羽二重もちみたいな
甘いお餅です。
そのお餅の中に細かい粒粒があって
それが、山椒の粉なんです。
口にれると、スーッとして、ちょっとピリッとするような山椒の香りが口いっぱいに広がり、
見た目は、そっけないですが
食べてみると、結構、後をひくおいしさ。
因みに色の違いは、単に見た目の問題だけの様で
味に変化があるわけではありません。
これね、私から見ると
ああ~お江戸~やわ~って思うんです。
なんといってもこの形。
ほら、関西のお餅は丸くて
関東のお餅は四角い
つまり、関西は餅をついたら、一つ一つ手で丸めるから丸く
関東は、平たく伸ばしてから、包丁で切るから四角い。
そういう意味で、THEお江戸感100%
実は、京都の鞍馬に山椒餅というのがあって
(京都の鞍馬は山椒の産地)
やっぱりもちの中に山椒の粉が入っていて、
餅の中にあんこが入っているの。
ほらね、
京都の山椒餅だと、こうなるんですよ。
更に、お味はというと
お江戸の山椒餅は、口に入れたとたん、
口の中に山椒の風味がふわーっと広がるのに対して
京都の山椒餅は
こちらから山椒を探しに行かないとわからないくらい、かすかな山椒の風味で
山椒の存在感、めちゃめちゃ控えめです。
それもまあ、京都っぽい。
切り山椒。
名前も、なんかスカッと潔く
江戸っ子な感じがするなあ。
きりっとした味わいの切り山椒と
はんなりした山椒餅
どちらも、甲乙つけがたい美味しさです。
コメント
山椒餅の違い、なるほどと言う感じです
どちらも食べてみたいですね
昨日の和風コールスローは
醤油で下味つけるといつもと違って
これも美味しい❗そしてカツオパックの使い方が分かってきました。最後に、混ぜることて
本当に美味しくなりますね。
今日のゴボウと肉もそうですね
あと昆布の1㎝×10㎝をカットして汁のだしも覚えました。本当に簡単便利です
有難うございます
かつお節の使い方、昆布の使い方、わかっていただけたようでよかったです。
私の考える家庭料理は、そういう小さなことをマスターしてしまえば
後は、適当に作っても、間違いなくおいしいものができるはずですよ。