家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は朝から忙しい一日です。
まずは、娘のお弁当作り。
作れないときは、作れないでいいよって感じなのですが
今日は私の仕事ではなくお楽しみのお出かけなので
家族の朝ご飯を作るついでに
娘のお弁当くらいは作って出かけようと思ったのでした。
ソーセージと玉ねぎとピーマンのケチャップライスを多めに作り
お弁当用には、卵をかぶせ
朝ごはん用には、チーズとトマトとグリーンアスパラをのせてドリアに
起きてきた人が各自、自分の分をオーブントースタで焼く。
そうして私は一路京都へ。
お昼は「川上」でランチのコース。
川上は、今まで2回くらい伺ったことがあるのですが
先日から読んでいる松井今朝子さんのご実家だということを知り
改めて、行ってみたくなったのでした。
今日の料理は
ヒスイ豆腐
エンドウ豆のピューレをくずで固めて、だしをかけてある
さらりとした食感で、あっさり目だけれど、しっかりエンドウの香りがします。
八寸
つぶ貝のおろし和え、エビ、ボンタンの皮の甘煮、サーモン、フキノトウ天ぷら
器と盛り付けがよくあって、美しいです。
お刺身は、鰆のたたきと鯛の昆布〆
あぶった香ばしさが淡白な鰆を違う感じにしていて
口に入れた途端、おっと思いました。
鯛の昆布締めは、濃厚な昆布の旨みが鯛に移って、うまみの饗宴です。
この後、焼き魚、若竹煮、タコの柔らか煮の酢の物
最後のしめは、白みそ椀とたけのこご飯。
どれもベースとなるだしがとてもおいしく
量も味も品よくまとまっていて
大満足のランチでした。
デザートは
京きななの、できたてきなな
川上のすぐ近くのアイスクリーム屋さんで
本当は、ここのパフェが超人気なんだけど
私は、“できたてきなな”のほうが好き。
文字通り、できたてのアイスって感じで、とろりと柔らかく
ちょうど、ソフトクリームくらいの硬さのアイスクリームで
きなこ味です。
さて、アイスを食べた後は、京阪に乗って、一路黄檗へ
目指すは、大好きなパン屋 たま木亭!!
実は、私、宇治の平等院の雲中供養菩薩が大好きで、
結構な頻度で足を運んでおりまして
その帰りに、黄檗により、たま木亭でパンを買うというのが、いつものコースだったのです。
ところが、ここ2年ほどタイミングが合わなくて、ご無沙汰していたら
たま木亭が移転して(昔の場所のちょっと先)、店舗も大きくなって
お客さんも、すごいことになってました。
黄檗の、しかも駅から離れたあの場所に、
あんなにたくさんの人が車に乗って買いに来るって
すごい気がする。
でも、もっとすごいのは、やっぱりさすがに、どのパンも個性的で、全部食べたなりました。
とにかく、ここのパンは、ハード系もクロワッサン系も
薄―い生地のパンも、おやつパンも、どれを食べても外れなし。
ついつい買いすぎました。
焼きたてのカレーパンと、ほうじ茶パン(やわらかい) 洋風アンパンは
持ち運んでいるうちに形が崩れるし、明日の朝ご飯で食べるにしても
今とは味が変わって、もったいない気がして
とりあえず、この3つは、黄檗の駅で
電車が出発して、一瞬人がいなくなったすきを見て
かぶりつきました。
カレーパンは、パンがふわふわで、やっぱりたま木亭ならではのパンのおいしさ
中は、とろりとしたシチューのような具なしのカレー
逆にそれが、パンのおいしさを引き立てているようで
そうか、カレーパンって、カレーを食べるんじゃなくて
あくまでパンのおいしさを引き立てるためにカレーが入っていたのか
と、思えるような、カレーパンでした。
ほうじ茶パンは、薄―いパンの中に
ほうじ茶入りの生クリームとあんこが入っている、それもたっぷり。
あんこが、生クリームと同じくらいの緩さで、ほうじ茶の香りを消さないような甘さ。
薄いパンと、生クリームとあんことほうじ茶の香りが、絶妙なバランスで口に広がります。
洋風アンパンは、ブリオッシュのようで、もう少し旨みとか見ごたえのあるパンに
練乳クリームとあんこ、ホワイトチョコレートがはさんであって
練乳クリームとあんことパンが、やっぱり絶妙のバランスで
チョコレートのかりっとした食感が歯に当たるたびに、あーやられたーと思う。
やっぱり、人気のパン屋さんだけあって、たまき亭すごいです。
さてそこから、京都市内にまた戻って、
前から気になっていた、こたろうのたい焼きを買いに行ったんだけど
去年移転したとかで、撃沈。
残すは、夕飯
今日の〆は、京風親子丼です。
ひさごの親子丼は、今まで何度も食べたことがあるのだけれど
もう何年も行ってないので、久しぶりに味を確認したくなったのでした。
今、京都は修学旅行の季節で
ひさごは、修学旅行生の昼ご飯としても超人気で、長蛇の列。
なので、この時期行くなら、夜がねらい目なのです。
何が京風かというと
とにかく汁だくで、卵がトロトロなのが特徴。
丼のご飯の下に、お汁がたまるくらいの汁だく感です。
さらに、東京の親子丼は、あまり卵を溶かずに流しいれて
入れてからも触らずに仕上げることが多いと思うんですが
京都の親子丼は、卵をしっかり溶いて、
さらにそれをかき混ぜてふわふわに仕上げてあるので
何とも、はんなりした味と食感になります。
更に、ここに粉山椒をたっぷりかけることで、京風になります。
親子丼には、やっぱ粉山椒です。
京風親子丼、しっかり完食して、今日の長い一日が終わりました。
はぁ~、ちょっと食べすぎました~。
コメント