家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は西本願寺に行ってきました。
今、観音堂やら、飛雲閣やら、唐門やら
いたるところ修復工事中で
本当は、来年以降のほうがいいんだけれど
最近、親鸞の歎異抄が映画化されたというニュースを読んで
ああ、歎異抄だと思って
「たどたどしてく声に出して読む歎異抄」(伊藤比呂美著)を
たどたどしく声に出して読んでいるうちに
こんな私でも(というか、こんな私だから)心に響くことがあって
そうだ、本願寺、行こう!
って思ったわけです。
西本願寺での、私のおすすめポイントは3つです。
一つ目は、なんといっても、大イチョウですね。
こちらのは
普通のイチョウみたいにシュッとしてなくて
アフロヘアーみたいな枝が爆発してるの。
根っこが上にきているように見えるので
逆さイチョウともいわれているほど。
なんか、こういうの好きなんですよ。
とぼけた感じで。
二つ目は天邪鬼。
あっ、天邪鬼っていうのは
御影堂(“みかげどう”ではなく“ごえいどう”と読みます)の
屋根の前の部分にある天水うけを4方から支えてはるのが、それで
いつ行っても、よう頑張ったはるわあ~って思う。。
天邪鬼を見ては
私は、まだまだ頑張りが足らんなあ
もっと頑張らなあかんなあって、思うわけ。
3つ目は、お坊様たちのお勤め。
お坊様のお勤めっていうのは、つまり
決まった時間に、阿弥陀様の前でお経を読まれる、あれです。
あのね、西本願寺の読経って、めちゃめちゃ早口なの。
お経って、朗々と読み上げるのがふつうですが
西本願寺の場合、織田信長と石山の合戦という戦をした歴史があって
その戦の時、戦いの合間をぬって、ささっとお勤めをする必要があったらしく
その名残で、今でも、めっちゃ早口で読経されるんです。
本当にそそくさと、阿弥陀様の前にいらして
そそくさと読経されて
そそくさと引き上げられる。
こんな言い方も失礼ですが
なんか、ちょっと笑いそうになる。
アフロの大イチョウ
めちゃ頑張ってはる天邪鬼
めっちゃせわしない読経
この3つは、西本願寺の私のおすすめ。
*2020年3月以降は
修復工事も終わり、もっと見どころがたくさんあると思います、念のため。
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