家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
スーパーに行くと、おいしそうな茹でタコがたくさん売られています。
マダコの出荷量が最も多くなるこの時期
サラダ、酢の物、炒めものなど、いろいろな料理で楽しみたいものです。
この前、浮世絵から見るお江戸の食の本を読んだのですが
ダコは江戸時代から普通に食べられていたようなのですが
砂糖の国産化に成功するのが吉宗の時代なので
砂糖はまだまだ高級品だったこともあり
煮だこの味付けは、しょうゆのみ。
以前、弁天山美家山寿司で、たこの塩煮を食べたことあります。
さすが、生粋の江戸前寿司なので、たこの塩煮というのは、お江戸の味なのでしょう。
それを思い出して作ってみたのですが
売られている茹でタコは、すでにしっかり塩味がつけてあるので
さらにしょうゆや塩で煮るとなると、その調味料の加減は格好難しく
いずれもしょっぱくなりすぎました。
そこで、作りなれば甘辛味で、味の感覚を取り戻そうと思って
昨日は、たこを梅干しとしょうゆと砂糖とみりんで甘辛味に煮てみました。
土鍋で煮てもよかったのですが
今回は圧力鍋で。
これも出来上がり、ちょっと味が濃い目になってしまいましたが
甘辛味のほうが、味付けに失敗は少ないですね。
(うっかり、たこの梅煮の写真を撮り忘れました)
茹でタコは、そのままお刺身で食べたり、酢の物やサラダにしたりが一番簡単ですが
関西では、たこをお伝に入れるのが結構定番なので
柔らかく煮たタコというのが、無性に食べたくなる時があるのでした。
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さて、今日のお弁当です。
豚肉とごぼうの生姜煮
タコの梅煮
蒸しカボチャの胡麻和え
オクラの塩麹漬け
卵焼き
豚肉とごぼうはショウガをたっぷり入れて甘辛く煮
ご飯に乗せたら、粉山椒と七味唐辛子をかけて。
こういうおかずは、どんぶり風にするのもおいしいですね。
タコの梅煮
小さく切って、楊枝にさして食べやすく。
ちょっとおでん風でかわいいですね。
でも、お弁当のど真ん中で、ちょっと目立ちすぎですね。
もう少し、端のほうに入れたほうがよかったかも。
オクラの塩麹漬け
そのままだと、塩麹が甘すぎるので
私は、レモン汁をプラスして、甘さを緩和させます。
そうすると、ぐっとさわやかなお漬物になります。
蒸しカボチャの胡麻和えは
フライパンにカボチャを入れ、少量の水で蒸し焼きに。
普通の胡麻和えの衣をカボチャに混ぜるだけ
簡単ですが、こういうのが入ると、栄養的にはぐっとアップします。
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