家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
出張とか、旅行とかが、楽しいのは
帰る場所があるからだというのを何かで読んだことがあります。
帰る場所があるから、非日常としてのワクワクやドキドキがある。
確かに、その通りだとは思うんだけど
主婦の場合は、
家に帰ってきたとたん、様々な暮らしの雑用が現実のものとなり
旅の余韻に浸る間もなく、掃除洗濯、後片付け、犬の世話・・嗚呼。
それを“旅行うつ”と、私の知人が言ったのには笑った。
でもまあ、これも考えようで
普段、生活の雑用に追われているからこそ
そこから離れた時の解放感たるや、天にも昇るほどハッピーなわけだし
また、海外旅行のような長期になると
今度は、無性に料理がしたくてたまらなくなり
そっちの枯渇感に悩まされることにもなるわけで
だから結局、
旅行うつさだわ~などと言いながら、旅行から帰ってきた後の2~3日
なんとなくやる気なーい感じで暮らすっていうのが、本当は最高に幸せなのかもね。
これも一つの帰る場所。
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さて、今日のお弁当です。
今日は、朝起きるのがつらく、少々寝坊してしまい
さすがに、今日は時間がなくて作れないだろうと思ったけれど
超特急で、あり合わせて作ってみたら
何とかギリギリセーフで間に合いました。
豚肉とみょうがの梅みそ炒め
ししとうのじゃこ煮
ジャーマンポテト
卵焼き、ミニトマト
おかか醤油ご飯
豚肉とみょうがの梅みそ炒めは
しょうゆと片栗粉をもみ込んだ豚肉をゴマ油でいため
梅肉、はちみつ、みりん、みそ、おろししょうがを混ぜたものを全体にからめ
最後に小口切りのみょうがを加えてサッとひと混ぜ。
ちょっと甘めの梅みそが、みょうがのシャキシャキ感とよく合います。
ししとうのじゃこ煮は
フライパンを厚くしたところに、ごま油をしし等を入れてじゃっと焼いて
おいしそうな焼き色がついたら、ちりめんじゃこ、水、しょうゆ、みりんを加え
蓋をして蒸し煮。
しし等に火が通ったらふたを開け、余分な水分を飛ばして出来上がり。
京都の定番おばんさいです。
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