家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
粕漬けにしておいた鮭がいい感じに漬かったので
今日はお弁当に入れてみました。
粕漬けは、今までいろいろ試行錯誤をしていて
そういう意味では、未だに試行錯誤の途中なのですが
今、私が一番いいなと思っている方法は
先に鮭をしっかり塩でしめておいてから、酒粕につけること。
つまり、酒粕の方に塩分を入れて、その塩分を鮭に移すのではなく
塩味は鮭の方にしっかりつけておき、
酒粕の方は、それほどしょっぱくしないのです。
酒粕に味噌やら醤油やらをしっかり混ぜて
その塩分を鮭に移そうとすると、
長く保存している間に、どんどん鮭がしょっぱくなりすぎるということがあって
その点、鮭の方に2%の塩分でしっかり塩味を付けてから
あまりしょっぱくない酒粕に漬け込むと、長く漬け込んでもしょっぱくなり過ぎないのです。
もちろん、酒粕のおかげで日持ちはします。
酒粕は、みりんと酒を混ぜてドロリとさせ
そこに、味噌と醤油を混ぜたもの。
酒粕を舐めてみて、ちょっと物足りないくらいの塩分です。
長期保存する場合は、つけたままの状態で冷凍もできますが
冷蔵保存でも一週間~10日位は大丈夫です。(チルド室に入れています)
粕漬けがあると
焼くだけで夕飯のおかずがちょっとごちそうになるし
お弁当にも重宝します。
そんなわけで、今日は鮭の粕漬けのお弁当です。
鮭の粕漬け
豚肉といんげんのしょうが煮
きゅうりの塩昆布和え
金時豆の甘煮
卵焼き、ミニトマト
豚肉といんげんのしょうが煮は、
豚肉といんげんを醤油と砂糖で甘辛く煮るだけ
いんげんの色を残す感じでさっと煮るほうが綺麗なのですが
いんげんの色を気にせず、クタッとなるまで煮たほうが断然おいしいです。
今日は、クタッとなるまで煮て、最後に鰹節を混ぜました。
鰹節を混ぜることで、旨味がアップするのと
煮汁を鰹節がすってくれるので、汁漏れを防いでくれます。
金時豆の甘煮は
自分で煮たものを小分けして冷凍しておいたので
それをレンジ解凍しただけ
こういうのがあると、ちょっと隙間を埋めるのにいいですよね。
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