家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
昔と今とでは、季節の移り変わりが
全然違ってきていて
ここ数年は“秋がなくなった”感じさえあります。
この前、季節の移り変わりについて
俳人の夏井いつき先生が書かれた文章を読んで、いろいろ考えさせられました。
俳句で使う季語は旧暦を基本に決められているので
実際の季節の感覚とはかなりずれているところがあるけれど
だからといって、季語をそのものを今の時代に合わせてずらすのには反対だと
書いてありました。
今の時代に合わせて季語をずらすのではなく
自分の神経を研ぎ澄ませて、季節の移り変わりを感じようとすることがこそが大事だと。
それを読んで、確かにそうだなと思いました
例えば、スーパーには、一年中たいていの野菜があって
それこそ、季節感なんてないように思います。
けれど、実際は確実に季節の移ろいはあって
季節ごとに確実に野菜の入れ替わりはあって
でもそれは、何月だから、なになにが出始めるというような
教科書的な法則はなく
いつ、それが出てきて、どんな風に変化していくのかわからないところが
面白いところでもあるのです。
たとえば、最近だと
だんだん国産のブロッコリーがたくさん売られるようになって
値段も安くなってきたりとか
(ブロッコリーは冬の野菜です)
今年は例年よりさつま芋の種類が少ないなとか
‘(何年か前は安納芋が人気だった時は、安納芋とか紅あずまとか、
いろんな種類のさつま芋が売られていたときもありました)
ここ最近は、原木椎茸が出始めましたね
ちょっと値段高めだけれど肉厚でおいしいやつ。
しいたけは春と秋、年に二回、こういうのが出るのです。
果物でいうと、
柿の色が鮮やかになってきたし
ミカンもたくさん出始めました
リンゴも、最近甘くなってきましたね。
そういう事って
なにも感じないでいれば、別に何もないのと同じですが
そういう事の一つ一つに季節の移ろいを感じられたら
気持ちがワクワクして、気持ちが豊かになります。
多分、季節というのは
あちらから、強烈にアピールしてやってくるのではなくて
こちらがアンテナを張り巡らせて、感じるようなもので
ほんのちょっとした変化を食べモノで感じながら暮らしていくことって
すごく贅沢(高価っていう意味じゃなくて)で豊かな暮らしだなって思います。
コメント
昨日ようやく生秋刀魚がスーパーで安く売られていたので、買って帰って、グリルで焼いて大根おろしで食べたら無茶苦茶美味しく、母も喜んでくれて、なんか僕も母も秋を満喫した気分になれました😃季節を感じるっていいですね🙂それでは失礼致しますf@
今年はサンマが不漁といわれていて、心配していましたが
うちの近所でも、安く売られていて(1尾98円!!)私はもう何回も食べています。
98円のサンマは、さすがにちょっとやせっぽちですが、それでも、十分秋を満喫できます。
因みに、サンマは塩をしてちょっと置いてから焼くと、身がしまって、中に塩味が染みて、おいしくなりますよ。
食卓に季節感があるだけで、ごちそうになりますね~。
おろし、大好きなんですけど、
力がいるので、、、、
何かオススメのおろし金とか
先生ならではの工夫を教えていただきたいです〜
私は、穴が開いていて、すり下ろしたものが下に落ちるタイプのおろし金を使っています。
下にケースがセットできるタイプだと、固定できるのでおろしやすいかと思います。
穴のあいていないタイプのおろし金(セラミック製のとか)は、使ってみたこともありますが、
おろしにくくてやめました。すごく力がいります。
もしも、今、そういうのを使っておられるなら、穴あきタイプ、おすすめです。
刃のところが金属でできてる方が、楽におろせますが
手をケガするのが心配なら、プラスチックのでもいいかと思いますよ。
秋刀魚今度は奥薗姐さんの言う通り塩をふって置いておいたら美味しくなりました😃一手間大事だなぁと思いました。秋刀魚食べながらもう秋も終わりかぁとしみじみ感じました。次は鱈の白子が食べたい🤣クリスマスケーキが食べたい🤣それでは失礼致しますf@
ちょっとした一手間でおいしくなると、うれしくなりますね~。
気に入ってもらえてよかったです。
タラの白子、いいですね~。サイコーサイコー!
食べたいものがいろいろあるのは幸せです。サイコーサイコー!!