家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
磯田先生が「歴史は靴だ」とおっしゃっておられたので
それじゃあ、料理を実用品に例えたら何だろうと思い
そうだ、料理はふとんだ!と思いました。
今日も一日いい日だったな~って思えたり
明日も頑張ろう~って思わせてくれるもの。
っていうか、自分がそれに向かう時に
幸せな気持ちで向かえば、幸せな気持ちを増幅させてくれるし
そういう風に思わなかったら
単なる寝具に過ぎない。
料理も、おいしいな~、楽しいな~って思いながら食べたら
心も体も元気になるけれど
そういう風にに思わずに食べたなら
単に、命の維持するための栄養素でしかない。
料理もふとんも
自分がどう向き合うかによって、全然価値が変わる。
しかも!!
ホテルなんかに泊まって、ふかふかの布団に寝れば、それはそれで気持ちがいいんだけれど
やっぱり、最終的には、自分の家の、いつもの布団が一番落ち着く。
この辺も、布団と料理は同じだと思う。
暮らしの中では、当たり前すぎて
毎日毎日、ものすごくありがたく感謝するという風でもないけれど
豊かに暮らしていくには、実は不可欠で絶対大事。
今日もおいしくご飯が食べられて
今日もぐっすり気持ちよく寝られる。
そこに、大切な幸せが、ひっそりと当たり前にある。
ごはんとベットは大事です
コメント