家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は丸ビルで行われた合同市民講座で講演です。
事前申し込みだったのですが
予定人数よりものすごくたくさんの応募があったそうで
たくさんの方に来ていただけるように会場の椅子の並びを変えて対応されたそう。
最初に小林先生のお話があり
さすがにお話上手で、テンポよく
心と体の関係について、とても興味深く聞かせて頂きました。
年齢とともに副交感神経の働きが悪くなり
副交感神経から分ピルされる何とかという物質が少なくなると
がんを含め、様々な不調が起こるそう。
副交感神経の働きを活性化するためには、
腸内環境を整えることはもちろん大切なのですが
何事もイライラせず、怒らず、のんびりと過ごすことが大事だそうで
深く息を吸い込んで、深呼吸するのも効果的なんだって。
昨日、「わたしの容れもの」という本を読んで
自分の体や、生活を振り返ったとき
まず、いろんなことが昔よりもテキパキできなくなったことを痛感していて
これって、老化?って思うと、ちょっと悲しくなったりしたんだけど
いろんなことがテキパキできなくなるのは
もしかしたら、無意識の自己防衛本能で
副交感神経が働くように、なっているのかもね。
考えてみたら、若いときみたいに、テキパキする必要もないし
加齢とともに
もっといろんなこと、一つ一つ大切にいつくしみながら生活しなさいってことなんでしょうね。
さて、私のほうは、腸内環境を整える食材と具体的な食べ方などを話させていただきました。
普段の講演だと1時間から1時間半話をするのですが
今日は、後にパネルデイスカッションもあったので
講演自体は30分という短い時間でした。
でも、皆さん熱心に聞いてくださったので良かったです。
今日は、家に帰って、やはり今日は腸内環境にいい料理を作りたいなと思って
オクラとコーンのドライカレーにしました。
豚ひき肉に、ニンニク、しょうがのすりおろしと塩コショウを混ぜて火にかけ
火が通ったところでケチャップを入れてさらに炒め
ねっとりしたところで、トマトを入れてひと混ぜ
後は、実をこそげとったトウモロコシとオクラを入れ、ふたをして蒸し煮。
オクラがくたっとなったところで、ウスターソースとしょうゆで味を調えて出来上がりです。
簡単!!
簡単ですが、
オクラとコーンで食物繊維がたっぷりとれます。
しかも、オクラのねばねばのおかげで、水溶性と不溶性の両方の食物繊維がとれちゃうんですね~。
両方の食物繊維をとるっていうのも、すごく大切なところで
不溶性は、便のかさ増しになるんですが、
不溶性食物繊維ばかり大量にとると、かえって便秘になることもあるし
それぞれ、になっている役割も違うので、両方の繊維をとることって大事なんです。
さらに、トウモロコシとニンニクからオリゴ糖をとることができます。
オリゴ糖は、腸の中の善玉菌のえさになるので
腸内の善玉菌を活性化するのに役立つのです。
実は、ここのところちょっと食べすぎ傾向があるので
今日はご飯をちょっと減らして、その代わり、キャベツの千切りをたっぷりのせてみました。
この前テレビを見てたら
町のお弁当屋さんで、ご飯をブロッコリーに変えられるお弁当屋さんが紹介されていて
へえ~と思ったのです。
確かに、ちょっと食べすぎたときはご飯の量を減らしたいと思うけど
ただ減らすだけだと、後でおなかがすいて、
間食したりしたら、何をしているかわからなくなっちゃう。
できたら、ご飯を減らしても、おなかが膨れる食べ方をしたいわけで
そういう意味では、ブロッコリーはかみごたえもあるし、栄養もあるのでいいですね。
でも、おうちではなかなか、いつも大量のブロッコリーをゆでてスタンバイしておくというのは、ちょっと大変。
なので、キャベツの千切り。、
キャベツの千切りって、かみごたえがあって、その割に飽きずにたっぷり食べられて
しかも、胃腸にやさしいので、気に入っています。
もちろん、カレーにも合う!!
そんなわけで、今日は食物繊維たっぷりのドライカレーと
少な目ご飯、山盛り千切りキャベツ
暑いと料理するのもおっくうになりがちですが
ほんのちょっと頑張って作れば、確実に体が喜ぶものが作れるので
ほんのちょっとだけ頑張って、夏を元気に乗り切りたいものですね。
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