家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
いよいよ撮影も最終日です。
最終日はいつも、一つ一つの料理の撮影が特にいとおしく
順調に終わることを祈りながらも
心のどこかで、このまま終わらないでほしいなと思っていたりします。
そんな気持ちで撮影しているのに、あっけないくらい順調に終わってしまい
最後は、コーヒーとお菓子を食べて、撮影の無事終了をみんなで祝いました。
今回の撮影は、かれこれシリーズ3回目。
ほぼ同じメンバーなので
撮影の初めは、お久しぶり、お元気でした?でスタートして
撮影の終わりは、また次回よろしくお願いしますで終了。
さみしい気持ちもあるけど、また次回会える楽しみもあります。
とにかく、一つの撮影が終わって、ほっと一安心。
さて、今日の夕飯です。
我が家の冷蔵庫は、もうかなりスカスカでほとんど食べ物がないので
今日は久しぶりに買い物に行ってみました。
ところが、しばらくぶりに行ってみると、1週間前より、ますます野菜が高騰していて
びっくりです。
ひえええ~っ。
あまりに野菜の値段が高くて
何を食べればいいのか、しばし悩みましたが
いろいろ考えた結果、今日は鶏ときのこの水炊きに決定!
比較的安い白菜と、キノコを数種類
なんの特徴もない、普通の水炊きです。
こういう普通の鍋が、疲れた体には一番おいしいし
おうちで食べるごはんって感じでいいかなと。
おしゃれやステキなのも、悪くはないですが
シンプルで、普通なのが一番ほっとするのは私だけでしょうか?
明日からは
次の本の撮影に向けて、気持ちを一気に切り替えないといけないので
そんな終わりと始まりの気持ちのバトンタッチをするためには
こんなシンプルで普通なお鍋が、心にも体にもばっちり効くような気がしたのです。
お鍋のベースは昆布と多めの日本酒。
日本酒を多めに入れると日本酒がだし代わりになり
ぐっとおいしい鍋スープになります。
鶏もも肉は一口大に切って、強めの塩をまぶし
昆布だしが沸騰したところで投入。
鶏肉に塩をして入れることで、鶏肉にした味をつけつつ
これでお鍋のスープにもいい感じの味がつくのです。
ざく切りにした白菜を入れたらふたをしてちょっと煮込み
白砂がくたっとなったら、数種類のキノコと豆腐も入れて
後は食卓に運んで出来上がり
鶏の野菜を煮るだけの水炊きですが
ちょっとだけ手をかけることで、ワンランク上のおいしさになります。
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