家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
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せっかく関西に行ったので、
京都まで足を延ばし、永観堂に行ってきました。
永観堂までは、いろいろ行き方がありますが
今回は京都駅からバス。
30分ほどかかりますが、乗り換えなしですぐそばまで行けるので楽ちんです。
もみじの永観堂
ぽかぽか温かく絶好のもみじ日和です。
永観堂といえば、もみじもいいのですが
見返り菩薩にお会いせねば。
永観が庶民救済に励んで毎日阿弥陀様のお世話をして念仏を唱えていたところ
ある日、阿弥陀様が歩き出されて振り返り
「永観、遅し」
とおっしゃって振り返られたお姿です。
振り向くというのは、自分のやっていることを立ち止まって見つめなおし
立ち止まって、すべての人を救おうとされているお姿だそうで
なんともありがたい阿弥陀様です。
京都の阿弥陀様なのなかでも大好きな仏像の一つです。
ひさしぶりにお姿を拝見して
ああ、やっぱりいいわあと思って、心にじわっとしみるものがありました。
拝見できてよかった。
それから、それから
多宝塔にも上りました～。
ここは境内の最も高い位置に建てられた塔で
五重塔のような珍しい形をしています。
結構かなりの石段を上るので
マスクをしながら上がるのは、結構しんどいです。
でも、ここに上ると京都の町が見渡せるので
まさに絶景です。
もみじの永観堂。
見どころ満載で、本当に素晴らしかったです。
帰り道、前を歩いておられた老夫婦が
「今日はいいものを見せてもらえてよかったなあ」
と言っておられるのを聞いて
私も後ろから大きくうなづきました。
もみじは、桜とは違う静かな感じ。
冬に向かう季節の移り変わりと感じつつ
今年を振り返り、また来年への思いをつないでくれます。
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