家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
クリントイーストウッドが気になる今日この頃
見たい映画はいろいろありましたが
「運び屋」
を見てみました。
クリントイーストウッドが演じるアールは
仕事一途の園芸家。
ユリの品評会では賞を取るほどの実力者。
けれど、種苗のネット販売の波には勝てず
事業は、立ち行かなくなって差し押さえにあってしまう。
実は、仕事熱心なあまり
家族との時間をすべて犠牲にしており
家族との関係は立ち行かなくなっていて
仕事も、家族関係も
全てにおいて行き詰ってしまうんです。
そんなときに、自動車の運転の腕を買われ
物を運ぶ仕事をしないかと誘われ、運び屋になるんです。
物を運んでいるだけなのに、
報酬がものすごくいい。
でも、報酬のいい仕事には、裏があるんです。
実は、運んでいるものは麻薬。
途中で、アールは、そのことに気づくんだけれど
彼はやり続けるの。
そのお金で
自分の農場を買い戻したり、
友達のお店の資金繰りを助けてあげたりするために。
一方、警察は、必死で麻薬の運び屋を探していて
あの手、この手で操作をしているんだけれど
アールが80歳という高齢であること
携帯電話を使いこなせず、メールもできないことで
警察の捜査網に引っかからないんです。
アールが、車を走らせるたびに
見ている方は、ハラハラドキドキ
警察とのニヤミスもあったりで
なんとも言えない、スリルのある映画です。
結末は、ネタバレになるので書きませんが
結局、アールは
いつもいつも全力で仕事をする
仕事熱心な人で
本当は、家族も愛していて
仕事のために家族を犠牲にするつもりはなかったはずなのに
結果として、仕事優先で家族を犠牲にしてしまっただけで
心の中では、ずーっと悔いていたんだと思うんです。
でも、最終的には
家族の大切さに気付くんだけれど
でも、まあ、そこからも、いろいろあるわけです。
奥さんのことも
子供たちのことも
本当はすごく愛しているのに
それを伝えることが下手で
その不器用さが、なんとも愛おしくて
泣けました。
クリントイースウッドぽい
いい映画でした。
コメント
ネタばれ注意‼️
「運び屋」は、88歳のイーストウッドが監督と久し振りに主演もするというので、公開当時映画館で観て、つい最近Amazonプライム・ビデオで追加料金無しで観れるようになったので観なおした作品です🎞
超高齢者のおじいちゃんが麻薬を運ぶという意外性(車で運ぶ時のイーストウッドの鼻歌がコミカルで良かった)と運ぶ最中に人助けしたり(パンクを直す)、寄り道したりするので、かえってそれが警察の捜査を撹乱するというのが面白かったです。
そしてイカツイギャング達とも仲良くなったり(特に途中でイーストウッドの見張り役になったイグナシオ・セリッチオとの交流が良かった)、殺される危険を犯して、麻薬を運ぶ途中で死ぬ間際の妻に会いに行き(妻が死ぬ間際に大金の出所を聞いた時、2回嘘をついた後イーストウッドが麻薬を運んで大金を貰っていると本当の事を言っても妻は信じないという演出がボク的に良かったです)最後を看取るという演出もとても良かったとボクは思いました。
そして最後の「老いを受け入れるな」というカントリーソングと88歳でも監督主演の最新作を作るイーストウッドのチャレンジ精神に、映画館で観た時力を貰いました。
イーストウッド。ネット情報では90歳で又監督主演の最新作を撮ってるみたいで、奥薗姐さん同様、いくつになっても新しい事に挑み続ける姿勢は本当に凄いなぁと驚かされます。
それでは良い映画をたくさん観て、良い人になって下さいね😉サヨナラ・サヨナラ・サヨナラ👋f@
以前、クリントイーストウッドの映画をいろいろ教えていただき
あれ以来、めちゃ気になっています。
それにしても、クリントイーストウッドの歳のとり方が素晴らしい。
なんていうか、人間的な深みが増して
がつがつしていなくて、地に足がついている感じがすごくいい。
だからこそ、映画も深い味わいがあって、じわっと心にしみます。
いろんなシーンが、後からジワリます。
いつも、ありがとうございます。
初めてお便りします。まるで私みたいと思いましたが笑、スマホを持ってまだ浅いので、スマホを触ってすったもんだやってます😊
ネット短歌に短歌を初めて送ったのがきのうです。が、自分のメールアドレス少し違ってた😅でも送れた❗から何か勇気がでちゃって。ネットを少しずつ使えるようになっただけで、人間って変わるもんですね。自分の表現ができるのも自信になると思いました。
そういうことでは料理も同じですね。なべかまぺえじ、いろいろなコツが学べて楽しいです😊
コメント、ありがとうございます。
ネット短歌の投稿!!素晴らしい
挑戦するって楽しいですよね。
料理も、いろいろチャレンジしてみて下さい。
楽しんでもらえているようでうれしいです、ありがとう。
イーストウッド。ボクは個人的には若い頃から壮年期のイーストウッドの娯楽アクション映画や西部劇の方が好きですが、晩年の「人を殺す事の重さ」を描いた西部劇「許されざる者」、公開当時風化しかけていた太平洋戦争をアメリカと日本の2つの視点から描き、観客に再び太平洋戦争を考えさせるきっかけを作った「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」の二部作、そして人種融和をテーマにした「グラン・トリノ」「インビクタス 負けざる者たち」などの作品の政治的センスの良さも素晴らしいと思っています。
歳をとるほど磨きがかかった、この政治に限らず、生き方、人生のセンスの良さが、晩年のイーストウッド作品に独特の味わいのある深みを作り出しているとボクも思いました。
それでは失礼致しますf@
いつも、いろいろ教えて下さってありがとう。
「ゆるされざるもの」見たいなと思っています。
「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」は見たことがあります。
一時、戦争ものばっかりを見ていた時期がありましたが
やっぱり、見た後気持ちが落ち込んでしまいますね。
でも、こうやってみると、やっぱりすごい方ですね。
歳のとりかたが素晴らしい!!