でいりいおくじょのBLOG

2021.07.02

日曜美術館「三島喜美代 命がけで遊ぶ」

日曜日の朝にやっている

日曜美術館という番組が好きで、よく見ています。

 

この前の日曜日にやっていた

「三島喜美代 命がけで遊ぶ」

 

これは、すごく面白かったです。

 

三島喜美代さんは、ごみをテーマに作品を作っている芸術家。

 

焼き物で、古い新聞(ぐちゃっとなっている)や空き缶(ぐちゃっとなっている)やら

道で拾ってきた、訳の分かんないものとか

そういうのを、全部焼き物で作っちゃうの。

 

空き缶がいっぱい入ったごみ箱(焼き物でできている)とか

古紙の束を積み上げたものとか(焼き物でできている)とか

ひッくりかえったバケツから、くちゃくちゃになった新聞の屑がこぼれている(焼き物でできている)とか

 

なんか、めちゃ面白くて、ユニークなんです。

 

中でも圧巻は

古いレンガの上に、昔の新聞記事をプリントしたものを

一万個以上並べた作品

(30年以上かかって作られたそう)

 

いったい、これは何なんだと思うけれど

よく見ると、一つ一つの情報が煉瓦と同じように古くなって朽ちていって、

でも、やっぱり、そこに確実に存在していて

それが、本当に歴史のようにつながって、固まってせまってくるんです。

 

使い捨てられた情報もまた、

この社会の中で、目に見えないゴミのように、そこに存在している。

 

うまく言えないけれど、強烈なメッセージを感じます。

 

三島さんご本人は

作品を作り続けることが楽しくて、面白くて

それをずーっと続けているだけだとおっしゃっているのだけれど

 

まさに、命を懸けて遊んでおられる姿は

ただただ、すごいとしか言いようがなく

心に迫るものがありました。

 

それにしても、

評価されるとか、されないとか

そういう事ではなく

自分が面白いと思うことを、夢中で一生懸命やり続ける

そういう生き方がすごいなあって思いました。

 

とかく、人の評価とか

やっていることの意味とか

 

考えても、気にしても仕方ないことを気にして

自分が面白いと思うことを捻じ曲げてしまいがち。

 

こういう生き方、してみたいなあ

本当に、自分が面白いことを、面白がって生きてみたいなあ

そんな風に思える番組でした

2021年7月2日テレビ

 

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