家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
光浦康子さんが、仕事を休止してカナダに留学!!
仕様とした矢先にコロナで、それが白紙になり
すったもんだしているという話をネットで読んだのは
去年だったか、今年になってからだったか。
とにかく、2020年4月に行く予定で
住んでいるマンションも解約
仕事もいったんお休み
という状況で、留学が延期
住むところがないので、
とりあえず、妹さんのところに住まわせてもらうことになった
というところまで、ネットでは書かれていました。
いやあ、大変だわ。
その後どうされているのか気になっていました。
(そのネットニュースは、その後かなり話題になっていた)
その後の顛末が一冊の本になったのを発見!!
さっそく読んでみました。
「50歳になりまして」(光浦康子著 文藝春秋)
妹さんのところに2か月くらい、居候されていたようなんですが
やっぱり、いろいろ不自由もあったんだと思います。
結局、近くのマンションに移られて
仕事も再開されているようです。
そもそも、なぜ留学だったのかといういきっかけから
行こうと決めたいきさつやら
面白おかしく書かれていて
とても興味深かったです。
それ以外にも
仕事の話やら
子供の頃の話やら
いろいろ、盛りだくさんな内容でした。
これを読んで思ったのは
やっぱり、50歳という年齢
まだ頑張れるという思いや
今頑張らねばという焦りや
この先どうなるんだろうという不安や
やっぱり、50歳というのは
いったん、立ち止まって考えてみる時期なんだなあと思いました。
確かに、私も、そうでしたし
そこで考えなかったら
今、すごく後悔したり、慌てていたりしてると思う。
実は、私も、
かなりもがきました。
なんか自分でもおかしいくらい京都に通っていた時期があったので
光浦さんの留学したいという気持ちと
ちょっと通じるものがあるとも思いました。
今とは違う、どこか別の場所で
何か、自分の中にかけているものを満たそうとするみたいな感じ。
今思えば、京都に行きまくったことよりも
その時の日常から離れて、もがきまくったことの方に
意味があったのではと思っています
光浦さんも
留学に行けなかったのは残念だったけれど
そこでもがき、必死に生きたことにこそ意味があるように思いました。
だって、こんな本を書いて
更に、手芸の本も出されて
すごいことだし
もちろん留学に行っていれば
別の経験も積まれたかもしれないけれど
日本にいたからこそ、何かをつかまれたんじゃないかと
これは、すごいことなんじゃないかなあと思います。
子供の頃から
女の子のグループに入って、同じことを同じようにすることができない子供だったと
書いてありましたが
私もそうで
人と同じことをして、安心するという感覚が、どうしてもわからない子供でした。
人は人、自分は自分
自分の感じることは、人と違っていても
良いんだと思える時と、ああダメだと落ち込むことと
そんなことを、ずーっと繰り返してきました。。
ところが、ある年齢を境に
(たぶん50歳くらい)
かなりもがきまくった後に、ああ自分はこれでいいやと思えるようになりました。
若い時は、時として、生きづらいことがあっても
ある程度年齢を重ねると
めちゃ楽になる。
だから、光浦さんもきっとそうだと思って
目が離せない私です。
がんばれ~~~光浦さん!!
影ながら応援しています!!
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