家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今朝、珍しいものが届きました。
スペルト小麦の麦茶。
以前、一緒に仕事をさせていただいた時
スペルト小麦粉を育てておられるという話は聞いていて
スペルト小麦が、今の時代に、日本で育てられるんだということに驚いたんです。
あっ、スペルト小麦っていうのは
いま私たちが食べている小麦の原種にあたる古代小麦で
およそ9000年前にヨーロッパで栽培されていたものなのだそう。
実は、ずーっと前にイタリアに行ったときに
古代の食べ物を食べさせてくれるレストランで
古代食を食べたことがあるんです
その時に、スープの中で煮たものを食べたのが、スペルト小麦との出会いでした。
古代の食べ物っていうイメージがあったので
何かすごく特別なもののような気がしていたせいで
まさか、それが今の時代に日本で栽培されているなんて、思っても見なかったのです。
しかも、その人は、自分で育てているっていうので
うそでしょ?
ってなったわけ。
でも、その時は、へえ~~~すごいですねえ
っていう話で終わり、そのままになっていたのですが
なんと、収穫したものを焙煎して麦茶にして(手作り!!!)
送って下さったのですよ。
すごくない?
早速、興味津々
お湯を沸かし、その中に投入して麦茶にして飲んでみました。
う~ん。確かに
麦茶のようだけれど、麦茶とは違う味わいです。
なんていうか、ちょっとどくどくな香りと甘みがある。
ちょっと違うかもしれませんが
甘ちゃずるのような、甘みを感じます。
焙煎した香ばしさと、甘みが特徴です。
めちゃめちゃおいしい!!
いかにも、体によさげです。
送って下さった方によると
スペルト小麦を湯に入れてすぐくらいの
あまり色の出ていないくらいの時の熱々を飲むのがおすすめだそうですが
確かに、あつあつの薄い時に飲むと、甘みと香ばしさのバランスがすごくいい
けれど、
冷まして、ゆっくり味と香りが抽出されたのもまた、なかなかの味わいです。
焙煎が上手なのか、冷ました方が香ばしさが引き立ちます。
でも、やっぱり甘い。
すごくおいしいです。
古代の麦を、今の時代に育てて、じっくり焙煎してお茶にして飲む
なんて贅沢!!
なんて豊かな時間なんでしょう!!
こんな贅沢なおすそ分けを頂き、感謝感謝です。
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