2012.05.24

読むレシピ３

産経新聞の日曜版に隔週で
奥薗さんちの　今日もおいしくいただきまあ～す
という料理エッセイを連載しています。
この連載は
なんと平成１６年からやっていて
 
今日もおいしくいただきまあ～す
読むレシピ①②
と、今まで計３冊にまとめられています。
 
そして、今
読むレシピ③をまとめる作業に入っています。
 
連載をまとめるだけなのだから
特になんにも作業なんてないんじゃないかと思われるかもしれませんが
 
エッセイで書いた料理を
実際に作ってもらいやすくするために
レシピの材料を書きだしたり、
料理のコツを入れたり
また、その料理の献立例を入れてみたり
 
そして、更に今回は
使う食材の豆情報なども入れてみたりしています。
 
私自身、
連載されたエッセイを一冊にまとめたものを、いろいろ読んでいて
その連載自体を楽しみにして読んでいた場合は
一冊にまとまったことがうれしくて、スーっとその世界に入っていけるのだけれど
 
その連載をあまり読んでない場合
あるいは、全く読んでいなくて本になってはじめてであった場合
 
なんか全く見ず知らずの他人が
よそのおうちに入っていくようないごごちの悪さを感じる時があって
連載中のリアルな時間を共にしていなかった後ろめたさみたいなのが
ずーっとついて回るようなことがあるのです。
 
連載を書いている方も
連載のエッセイって一気に一冊書いているのと違って
一本一本、間を空けて書いているので
少しずつ、トーンが違うのはしかたがないことなのだけれど
それが読む人に、ちょっと変な感じをさせることもあるのかもしれません。
 
だからこそ、一冊にまとめるときは
はじめてこれを読んでくだるかたでも
全部のエッセイがうまくきちんと流れて繋がるように
途中途中で描き下ろしのエッセイを入れてみたり
食材の話を入れてみたり
出来るだけのことはしてみたいと思っているのです。
 
他の本との同時進行なので
なかなか一気に作業が進まないのがもどかしいのですが
料理エッセイは、写真の入った料理本とは違うおもしろさがあって
一人でも多くの人に読んでもらいたいと思っているので
なんとか、コツコツ頑張っているところです。
 

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