家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は、朝から「家庭の医学」のロケです。
今回の企画は
ある栄養素を一定量食べられる料理を考え
実際にそれを2週間作って食べてもらい、体質改善ができているかと調べる
というもの。
以前も、こういう企画でやらせていただいたことはあるのですが
こういう企画の場合
実際に作って食べ続けててもらわないといけないので
レシピを作るときも、作り続け、食べ続けてもらえるようにと考える必要があって
そこのところが結構、苦心するところなんです。
さらに、きちんと食べてもらったのに、数値が改善されなかったらどうしようと
それも心配。
今日のロケは、一般の家庭にお邪魔して、
料理をお教えしてきたのですが
今回もまた、いい出会いがあり、
とても楽しい撮影になったのは、とても幸せなことでした。
また、こういう仕事させていただくとき、いつも思うことなんだけど
ある栄養素、それもかなりたくさんの量をとって
体の中で、どんな変化があるかということは
医学の世界では、サプリメントや注射などでその栄養素を体に取り入れて
臨床実験をされるそうなのですが
この番組は、あくまでそれを料理に落とし込み
作って食べて体に取り入れることを常に大事にされていて
それで私にレシピ依頼をしていただくわけです・
一見、すごくめんどくさいことをしているかのようにも見えるのですが
でも、栄養って、ただそれを体に入れたらいいというようなものではなく
口で食べておいしいと感じることや
誰かのためにい作ってあげる喜びとか、作ってもらうありがたみとか
自分以外の人の健康を気にかけること、気にかけてもらうことのやさしさとか
そういうことも全部含めて、健康ってことに関係している気がするから
やっぱり、料理して食べるってことの中に
ものすごーく大事なことがたくさんあって
そのすごーく大事なことの、おおもとの提案をさせてもらっていることが
とっても、ありがたいなあ、といつも思っています。
結果が出るのは2週間後。
放送は来年、年明けです。
どんな結果が出るのか、心配でもあり、楽しみでもありです。
さてさて
今日は、朝から家を出なければならなかったので
お弁当は、簡単に鮭の混ぜ寿司にしました。
スープは、乾物の切干大根を入れた味噌汁。
塩鮭を焼いて、身をほぐして鮭ご飯にしたことがありましたが
お寿司にすると、ちょっとごちそう感がアップします。
すし飯がめんどくさい感じがするかもしれませんが
合わせ酢の割合を覚えてしまえば、それほど難しいことはありません。
ご飯茶碗2杯分(約320~350gくらい)でだいたい米1合分になるんですけど
これに対して
砂糖 大1
酢 大2
塩 小1/4
くらいで混ぜると、いい感じの酢飯になると思います。
砂糖を酢と同量にすると
市販の寿司酢のような甘めの味になりますが
私は、これくらいのさっぱりした甘めのほうが好きです。
これをベースに、自分好みの甘さに加減してみるのもいいのではと思います。
この割合さえ覚えれば
温かいご飯に混ぜるだけで簡単に酢飯ができるので
あとは好みの具を混ぜれば、お弁当にお寿司を作るのだって簡単です。
今日は、甘塩鮭を焼いて身をほぐし
炒り卵を作り(そぼろ弁当の時の卵のように甘いのでもいいのですが
私は、今日はさっぱりと塩味の炒り卵にしました)
青みは、そぼろ弁当の時に紹介した小松菜のそぼろ
塩でもんだキュウリより、さっと加熱した小松菜のほうが、栄養的にもいいし
衛生的にも、炒めた小松菜のほうがいたむ心配がないので。
これに添えるのが、切干ておダイコンと油揚げの味噌汁。
鮭と卵でたんぱく質はたっぷり入ったので
具だくさんで野菜を食べられる汁物がいいかと思ったのです。
切干はさっと洗って、キッチンはさみで切って煮るだけなので
野菜がないときに、こんな風に汁物にすると
手軽に食べられていいですね。
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切干大根の下処理方法、よかったら動画でチェックしてみて下さい。
詳しく説明しています。
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